渋谷のweb3コワーク「Centrum」でNFTチェックイン導入
東京都渋谷区に8月オープン予定のweb3領域特化コワーキングスペース「Centrum(セントラム)」にて、zkRollup(zkロールアップ)を活用したNFTチェックインシステムの導入決定が8月7日発表された。
zkRollup(zkロールアップ)とは、暗号技術を利用した証明技術「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」活用のロールアップのこと。ロールアップは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリングソリューションである。
なおこのNFTチェックインシステムは、ステートレスzkRollupプロジェクト「Intmax(イントマックス)」による技術が採用されているとのこと。「Intmax」は、日本人起業家の日置玲於奈氏および藤本真衣氏がCo-Founderを務めるプロジェクトである。
「Centrum」が導入するNFTチェックインシステムでは、「NFT」の一種を利用者に発行し、その所有を認証することで施設への入退室を管理するという。zkRollup技術により、パブリックチェーンのNFTを活用したチェックイン体験を提供しながら、入居者及び「Centrum」に関わる個人のデータプライバシーを保証するとのことだ。
なお「Centrum」は、国内ブロックチェーン関連企業のモノバンドルとサンフロンティア不動産が共同で運営をするコワーキングスペース。サンフロンティア管理物件のスタートアップの成長を支援するオフィス「A SHIBUYA(エー シブヤ)」にて、2023年8月上旬より運営開始となるようだ。
現在「Centrum」では会場を開放し、見学や入居相談を8月9日まで受け付けている。なおアクセスはJR渋谷駅7a出口、もしくは東横線・田園都市線 ・半蔵門線・副都心線の各私鉄渋谷駅のA12出口から直結となっている。
関連ニュース
- 渋谷にweb3コワーク「Centrum」開設へ、モノバンドルとサンフロンティア不動産が
- ステートレスzkRollup「Intmax」、シードラウンドで6.5億円の資金調達
- zkRollupの「Intmax」、zkEVMの「Scroll」とインテグレーションへ
- 日本人起業家開発の「Intmax」、スイスのブロックチェーンプロジェクトのトップ50に選出
- 分散型ネームサービスのインフラプロトコル「Mycel」、テストネット「SHUGYO Network」ローンチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/KANIMOKEN