ナユタが「Nayuta LN environment」リリース
国内企業Nayuta(ナユタ)が、「ライトニングネットワークアプリケーション(LApps)」を簡易に開発できる「Nayuta LN environment(ナユタLNエンバイロンメント)」リリースを7月6日発表した。
Nayutaは2015年の設立以来、「Lightning Network(ライトニングネットワーク)」のプロトコル策定に関わる活動から、アプリケーション開発までをグローバルに行ってきた国内企業。
なお「ライトニングネットワーク」は、ビットコインブロックチェーンのオフチェーン・スケーリングソリューション。ブロックチェーンの外で取引を行うオフチェーン取引により、BTCの決済速度の向上や少額決済(マイクロペイメント)、安価な送金手数料を実現する技術である。
今回、リリースされた「Nayuta LN environment」を用いることで、アプリ開発会社・個人がAPIコールをアプリに追加するだけで、「LApps」のリリースが可能になるとのこと。
LAppsの開発には、「ライトニングネットワーク」におけるプロトコルの知識やノード運用が必要だが、「Nayuta LN environment」を用いた「LApps」開発では、それらは不要であるとのことだ。
なおナユタは、「Nayuta LN environment」を用いて開発した「LApps」のゲーム「CoinClimber(コインクライマー)」をリリースしている。
同ゲームは、Qpic(九州大学物理研究部)と共同で制作したとのこと。ゲームプレイによって少額のビットコイン(BTC)を獲得できるという。スマートフォンを傾けてコントロールし、ゲーム内コインを獲得していくと即時にBTCが着金するとのこと。
なお同ゲームの「ライトニングネットワーク」を除くゲーム部分は企画から実装までQpicが開発を行い、「ライトニングネットワーク」による着金部分は「Nayuta LN environment」を用いたとのことだ。
関連ニュース
- ナユタの「Naytua Wallet」、ビットコイン稼げるゲーム「THNDR」に連携
- 【取材】Nayuta、Bダッシュと米フルガーより約1.3億円の資金調達
- バイナンス、ライトニングネットワークのノード運営開始
- IndieSquare「HAZAMA BASE」、ライトニングネットワーク決済対応と、日本発ビットコインNFT「Badger Capsule」販売へ
- スクエニ出資の「ZEBEDEE」、ライトニング利用のBTCグローバル決済を提供開始
デザイン:一本寿和
images:iStoks/24K-Production