ビットバンクにGRT上場へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産ザ・グラフ(GRT)の取扱い予定を6月12日発表した。6月15日より取り扱いが開始される予定とのこと。
なおザ・グラフが予定通りビットバンクに上場すれば、国内取引所において初の上場となる予定だ。
ビットバンクでのザ・グラフ対応サービスは、入出金・取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」となる。また対応チェーンはイーサリアム(Ethereum)とのこと。
現物取引所では、GRT/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001GRT、指値の場合の最大注文数量は3,000,000GRT、成行は30,000GRTとなっている。
販売所においては、同じくGRT/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.00000001GRT、最大注文数量/取引単位は200,000GRTとのことだ。
またレンディングサービスの募集開始はザ・グラフの取扱開始日と同日を予定しているとのことだ。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率3%の暗号資産を1年後に受け取ることができるサービスだ。
なおザ・グラフが予定通り上場すれば、ビットバンクは合計30銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。なおビットバンクの取扱銘柄数は国内トップである。
現在ビットバンクの現物取引所では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)、ザ・サンドボックス(SAND)、エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)、オアシス(OAS)、ディセントラランド(MANA)の取引が行われている。
ザ・グラフ(GRT)の選定理由について
「あたらしい経済」編集部がザ・グラフ(GRT)を取り扱った理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。
ザ・グラフは、ブロックチェーン上のデータをインデックス化し、検索システムを提供するプロジェクトです。GRTは、ステーキング報酬率や検索利用料等を決定するためのガバナンス投票、検索利用料の支払い等に使用できます。
2018年より稼働を開始したザ・グラフは、40 以上のネットワーク上のデータをサポートし、著名なdApps など多くのプロジェクトに活用されています。bitbank では、Web3 エコシステムの発展に寄与するプロジェクトの1 つとして、多くの方に知っていただきたいという思いで選定を行いました。
関連ニュース
- ビットバンクとZaif、トラベルルール対応でビットフライヤーやコインチェックに暗号資産の直接送付が不可へ
- 【国内初】ディセントラランド(MANA)がビットバンクに上場へ
- 取扱銘柄数 国内No.1のビットバンクに訊く、暗号資産の取引所「上場」
- Oasysのトークン「OAS」、ビットバンクでの上場日決定
- The Graph、GRTトークン売却で約55億円調達
参考:ビットバンク
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio