韓国LG、NFT取引機能を搭載したTVの特許を出願

LGがNFT取引機能搭載のTVプラットフォームの特許を出願

韓国総合電機メーカーのLGエレクトロニクス(LG Electronics)が、NFTの取引機能を搭載したTVプラットフォームに関する特許を出願している。世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)により、この特許に関する資料が5月11日公開された。なお特許出願日は2021年11月4日となっており、資料の公開日も2023年5月11日に設定されている。

特許出願された資料によると、表示ユニット及び音出力ユニットなどの出力ユニットや、NFTマーケットサーバーとの接続を確立する為の通信ユニット、また暗号資産(仮想通貨)ウォレットに格納されている秘密鍵に基づいてプレビューアートワークを受信して表示するといった、TVプラットフォームでNFT取引を可能にする為に必要となる技術などが記されている。

この特許をLGエレクトロニクスが取得できれば、同社提供のTVプラットフォームを利用するユーザーは、暗号資産ウォレットをTVプラットフォームに接続して、プレビューアートワークからNFTの購入が可能になるようだ。

なおLGエレクトロニクスは昨年9月に、テレビでNFTの閲覧や取引ができるNFTプラットフォーム「LG Art Lab」をローンチしたことを発表している。その際、「LG Art Lab」のブロックチェーン基盤に、へデラハッシュグラフ(Hedera Hashgraph)の分散型パブリックネットワーク「ヘデラネットワーク」を採用していることも発表していた。

関連ニュース

参考:LG Electronics
images:iStocks/RobsonPL

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

テゾスら、トークン化ウランのマーケットプレイス立ち上げ

キプロス拠点のウラン取引会社カーゾンウラン(Curzon Uranium)とレイヤー1ブロックチェーンのテゾス(Tezos)、そして英規制下でRWA(現実資産)や暗号資産の取引所およびカストディサービス等を提供するアーチャックス(Archax)が、トークン化されたウランを購入できるマーケットプレイス「uranium.io」を個人投資家向けに11月3日立ち上げた

米暗号資産融資セルシウス、被告創業者が詐欺罪認める。22年破綻

暗号資産(仮想通貨)融資大手で2022年7月に米連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請して経営破綻した米セルシウス・ネットワーク(Celsius Network)の創業者で、詐欺罪などに問われた元最高経営責任者(CEO)アレックス・マシンスキー(Alex Mashinsky)被告(59)の公判が12月3日、東部ニューヨーク州マンハッタンの連邦地裁で開かれ、マシンスキー被告は7件の起訴のうち詐欺罪2件について罪を認めた