石川県珠洲市でステーブルコイン発行へ、Digital Platformerが北國銀行らと提携で今冬予定

Digital Platformerが北國銀行とQRインベストメントと提携

Digital Platformer(デジタルプラットフォーマー:DP)が、北國銀行とのブロックチェーン技術を活用したステーブルコインの発行を目的とした業務提携の締結を4月27日発表した。また併せてDPは、この業務提携を強固にするために、北國銀行の関連会社であるQRインベストメントと資本提携を締結したとのことだ。

DPらは、ブロックチェーンのインターオペラビリティ(相互運用性)を活用し、石川県内全域で流通するデジタル地域通貨「石川トチカ」の実現を目指すとのこと。それにあたり石川県珠洲市から取り組みを実施するという。

2023年度夏ごろには、デジタル地域通貨サービス「珠洲トチツーカ」のサービス提供の開始と、加盟店での決済で利用可能な珠洲市が発行するポイント「珠洲トチポ」を実装を予定。

そして2023年度冬ごろに、北國銀行が発行体となる珠洲市内で利用可能なステーブルコイン「珠洲トチカ」の流通開始を予定。その後は県内の他市町との連携を進め、前述した「石川トチカ」の石川県内全域での流通を目指すとのことだ。

なおこの取り組みには、DPが開発するデジタル通貨・分散型ID発行プラットフォーム「SHIKI」を活用するとのこと。「SHIKI」により、取引記録の透明性の担保や、暗号化技術による改ざん・コピーの防止などブロックチェーンの特性を活かし、安全でトレーサビリティの高い決済システムを提供するとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は、「SHIKI」で採用しているブロックチェーン基盤について現在DPへ確認を取っている。返答が得られ次第、この記事に追記させていただく予定だ。

関連ニュース

参考:北國銀行
デザイン:一本寿和
images:iStocks/frema

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/18話題】メルカリがイーサリアム保有者に毎月ポイント付与、メタプラネットがビットコイン購入資金調達など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米財務省、北朝鮮の暗号資産マネーロンダリングネットワークに制裁

米国財務省外国資産管理局(OFAC)が、北朝鮮に送金されたデジタル資産のマネーロンダリングに関わったとして、ルー・フアイン(Lu Huaying)氏とチャン・ジエン(Zhang Jian)氏、およびUAE拠点のグリーン・アルパイン・トレーディング社(Green Alpine Trading)に制裁を科したと12月17日に発表した

バイナンスのHODLer Airdropsで「1000CAT」と「PENGU」取り扱い開始、シードタグ銘柄として上場も

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、エアドロップサービス「ホドラー・エアドロップ(HODLer Airdrops)」において、暗号資産(仮想通貨)「シモンズ・キャット:Simon's Cat(1000CAT)」および「プディー・ペンギンズ:Pudgy Penguins(PENGU)」を取り扱うことを12月16日に発表した