L1ブロックチェーン「Sui(SUI)」、メインネットローンチ日が決定

Suiのメインネットローンチ日が決定

新興レイヤー1ブロックチェーンのSui(スイ)のメインネットローンチの日程が5月3日に決定した。同チェーンの公式Twitterから4月20日発表された。

Suiはメタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)によって開発されたブロックチェーン。ミステンラボのチームは、ディエムでの開発経験を活かし、あらかじめ10億人のユーザーが利用することを想定してブロックチェーンの構築を進めているという。

なおSuiはディエム開発の開発言語「Move(ムーブ)」を採用している。またSuiの他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、Suiと同じく開発言語には「Move」が採用されている。

Suiでのガス代(取引手数料)やガバナンストークンとして利用されるトークン「SUI」は、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を実施し、海外暗号資産(仮想通貨)取引所へ上場することが発表されている。

このIEOはクーコイン(Kucoin)、バイビット(Bybit)、オーケーエックス(OKX)にて実施される。現在は「SUI」販売に向けた抽選が実施されており、4月23日には各取引所にて当選者への「SUI」配布が実施される予定だ。

Suiは現在テストネットを稼働しており、誰でもテストネットを利用できる状態にある。ツイッターなどでは「SUI」のエアドロップを受け取る方法などとして、テストネットの利用を促すユーザーが見られていた。

しかしSuiは以前からエアドロップの予定はないことを発表しており、共同創業者のアデニイ・アビオドゥン(Adeniyi Abiodun)氏も「無意味な情報を流すな。SUIのエアドロップは実施せず、今後も実施する予定はない」と4月10日にツイッターで発言している。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStocks/Vit_Mar・PerlaStudio・artacet

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/17話題】カルビーがブロッチェーン活用のIP管理の実証実験、ANAPが約2億円分のビットコイン購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Semler Scientificが最大5億ドルの証券発行枠を申請、ビットコイン追加購入を含む資金調達へ

米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラーサイエンティフィック(Semler Scientific)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入等を目的に、最大5億ドル(約714億円)の有価証券を随時発行・販売可能とする登録届出書を4月16日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した

米国のステーブルコイン政策、ユーロにとって関税より危険=伊経済財務相

イタリアのジャンカルロ・ジョルジェッティ(Giancarlo Giorgetti)経済財務相は4月15日、ドルに連動するデジタル通貨「ステーブルコイン」を巡る米国の政策について、欧州市民に国際決済の魅力的な手段を提供し、関税以上に欧州にとって懸念すべき事態を招く恐れがあるとの見方を示した