ユニスワップV3がPolygon zkEVMでローンチへ
大手DEX(分散型取引所)のユニスワップ V3(Uniswap V3)を「ポリゴンzkEVM(Polygon zkEVM)」上でのローンチを提案するガバナンス投票が4月14日に可決された。
このガバナンス投票は4月9日に開始され、約4,245万票が投じられた。なおこのガバナンス投票に投じられたすべての票がこの提案に賛成するものであった。
「ポリゴンzkEVM」は、ポリゴンラボ(Polygon Labs)が開発するイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングネットワークだ。3月27日にメインネットのβ版が公開されている。
「ポリゴンzkEVM」では、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)の活用により複数のトランザクション(取引)を1つのトランザクションとしてまとめて処理し、元のブロックチェーンに送信することでスケーラビリティ問題の解決を目指している。
また同ネットワークは、イーサリアム上でスマートコントラクトを実行するEVM(Ethereum Virtual Machine)と互換性があるため、イーサリアム上での開発で利用しているコードやツールをそのまま使用できるという特徴がある。
現在「ポリゴンzkEVM」上には、DEXのクイックスワップ(Quickswap)や分散型SNSのレンズ(Lens)などのプロダクトが稼働している。
ユニスワップV3は先日、バイナンスが開発するブロックチェーン「BNBチェーン」での展開が可決し、3月16日よりサービス開始されている。またレイヤー1ブロックチェーンのアバランチ(Avalanche)やマルチチェーンレイヤー2スケーリングソリューションのボバネットワーク(Boba Network)でのローンチもガバナンス投票で可決されている状況だ。
なおユニスワップV3は現在、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、オプティミズム(Optimism)、アービトラム(Arbitrum)、セロ(Celo)、BNBチェーン(BNB Chain)の6つのブロックチェーンで利用可能となっている。
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参考:ユニスワップ
デザイン:一本寿和
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