国内3例目、アスター(ASTR)がビットトレードに上場へ

ASTRがビットトレードに上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレード(BitTrade)が、暗号資産アスター(ASTR)の取り扱い予定を4月7日発表した。取り扱い開始は4月10日の15:00の予定だ。

なおASTRが国内で上場するのは、ビットバンク・GMOコインに続き3例目となる。

発表によるとビットトレードでのASTR取り扱いは、取引所サービスおよび販売所サービスでの購入・売却が対象となる。現物のみの取り扱いとなっており入出金にも対応するという。 ビットトレード(WEB)およびビットトレードアプリが対象だ

注意点としてビットトレードでは、ASTRのウォレットアドレスはAstarEVMアドレスのみの対応となるとのこと。Astarアドレスには対応しないという。

そのためAstarEVM以外のアドレスからビットトレードへ入金することやビットトレードからAstarEVM以外のアドレスへの出金を行うと、ASTRが取り戻せなくなるとのこと。

今回のASTR取扱いによりビットトレードでは全29銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。

同取引所では現在、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ネム(XEM)、ステラルーメン(XLM)、リップル(XRP)、フォビトークン(HT)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オントロジー(ONT)、トロン(TRX)、クオンタム(QTUM)、ジム(XYM)、リスク(LSK)、エイダ(ADA)、ポルカドット(DOT)、エンジンコイン(ENJ)、アイオーエスティー(IOST)、ビットコインSV(BSV)、ジャスミー(JMY)、オーエムジー(OMG)、コスプレトークン(COT)、テゾス(XTZ)、ディープコイン(DEP)、パレットトークン(PLT)、フレア(FLR)の取引が行われている。

アスターとは

アスター(ASTR)は、日本発のパブリックブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」のネイティブトークンだ。 ・アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして2021年12月に接続し、2022年1月17日にメインネットローンチしたブロックチェーンだ。

ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。ポルカドットリレーチェーンでは、スマートコントラクトをサポートしていない為、アスターはポルカドットへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)を提供することで、複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトハブの役割を担っている。

またアスターネットワークでは、開発者支援の為にBuild to Earn(構築して稼ぐ)の仕組みである「dApp staking」有しているのが特徴だ。「アスターネットワーク」と統合したdAppやインフラストラクチャに対して、ユーザーが同ネットワークのネイティブトークン「ASTR」をステーキングすることで、開発者とユーザーが報酬を得られる仕組みとなっている。ユーザーは「dApp Staking」でdAppに「ASTR」をステーキングする事で、報酬を受取りながらも、開発者を支援することが可能となる。

なおアスターネットワークは、シンガポール拠点のステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)が開発を主導しており、同社のCEOも渡辺創太氏が務めている。

現在「ASTR」は、暗号資産(仮想通貨)取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKX(オーケーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)、バイナンス(Binance)、バイナンスUS、クリプトドットコム(Crypto.com)、アップビット(Upbit)そして国内ではビットバンク(bitbank)とGMOコインで取り扱われている。

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参考:ビットトレード
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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