たまごっち風の「Aavegotchi」、ポリゴンスーパーネットで独自チェーン構築へ

アーヴェゴッチが独自ブロックチェーン構築へ

NFTゲーム「アーヴェゴッチ(Aavegotchi)」が、ポリゴン(Polygon)の「スーパーネット(Supernets)」を使用して、独自のブロックチェーン「ゴッチチェーン」を構築することを3月22日に発表した。

ポリゴンスーパーネットは、プロジェクトが独自のアプリケーション固有の独自チェーンを作成できるプラットフォームだ。

アーヴェゴッチは、1990年代に初めて日本で発売された玩具「たまごっち」に類似した、NFTを用いたゲーム。プレイヤーは独自のモンスター「アーヴェゴッチ」を育成してバトルに参加することができる。

今後アーヴェゴッチがスーパーネットを用いることで、トランザクション時間の短縮、ガス料金の削減、優れたスケーラビリティを実現でき、プレイヤーはモンスターの育成やトレードをよりスムーズかつ透明に行えるようになるという。

アーヴェゴッチの開発チームによると、「ゴッチチェーン」は2023年第3四半期の早い時期にローンチする予定とのこと。

アーヴェゴッチを提供する「ピクセルスタジオズ(Pixelcraft Studios)のCOOであるジェス・ジョンソン(Jesse Johnson)氏は「このパートナーシップの可能性と、それが私たちのコミュニティにもたらす機会に興奮しています。ポリゴンのスーパーネットを利用することで、ブロックチェーンゲーム業界に革命をもたらし、世界中のプレイヤーと開発者に究極の体験を提供するゲーム ブロックチェーンを作成できると信じています」と語っている。

なおアーヴェゴッチは、ネイティブトークンGHSTを発行しており、このトークンを利用するとミニゲームやガバナンス、ミートアップに参加できる。  

関連ニュース

参考:アーヴェゴッチ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/SiberianArt・artacet

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

a16z crypto、LayerZero独自トークン「ZRO」を55Mドル相当取得

米大手ベンチャーキャピタルa16z(アンドリーセンホロウィッツ)の暗号資産(仮想通貨)部門であるa16zクリプト(a16z crypto)が、オムニチェーンプロトコル「レイヤーゼロ(LayerZero)」の独自トークンZROを、3年間のロックアップ付きで5,500万ドル(約78億円)相当を取得した。「レイヤーゼロ」がXで4月18日に発表した

【4/17話題】カルビーがブロッチェーン活用のIP管理の実証実験、ANAPが約2億円分のビットコイン購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Semler Scientificが最大5億ドルの証券発行枠を申請、ビットコイン追加購入を含む資金調達へ

米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラーサイエンティフィック(Semler Scientific)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入等を目的に、最大5億ドル(約714億円)の有価証券を随時発行・販売可能とする登録届出書を4月16日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した

米国のステーブルコイン政策、ユーロにとって関税より危険=伊経済財務相

イタリアのジャンカルロ・ジョルジェッティ(Giancarlo Giorgetti)経済財務相は4月15日、ドルに連動するデジタル通貨「ステーブルコイン」を巡る米国の政策について、欧州市民に国際決済の魅力的な手段を提供し、関税以上に欧州にとって懸念すべき事態を招く恐れがあるとの見方を示した