LINE BITMAX、取引所サービス提供開始

LINE BITMAXが取引所サービス提供開始

LINEの暗号資産(仮想通貨)取引サービス「LINE BITMAX」で、新たに「取引所サービス」の提供が開始した。LINEの暗号資産事業およびブロックチェーン関連事業を展開するLINE Xenesisが3月20日発表した。

「LINE BITMAX」が提供する「取引所サービス」では、オーダーブック(板)に並んでいる指値注文の価格に対して、即座に取引をおこなう成行注文が約定すると指値注文を発注していた取引参加者にメイカー手数料が適用されると説明されている。なおメイカー手数料とはオーダーブックに出ている指値注文が約定した際、その指値注文を出していた取引参加者が受け取れる手数料のこと。

なお「LINE BITMAX」では国内で唯一暗号資産リンク(LN)を取り扱っているが、今回「取引所サービス」が導入されたことにより板取引でもLNが利用可能になる。

同サービスでの取り扱い暗号資産は、LNのみになるようだ。現在「LINE BITMAX」の「販売所サービス」ではLNの他、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ステラルーメン(XLM)の合計7銘柄が取り扱われている。

「取引所サービス」における、取引手数料はメイカー手数料-0.01%、テイカー手数料0.05%となっており、取引単位および最小取引数量は1LN、最大取引数量は1,000LNとなっている。

なお「LINE BITMAX」は今回の「取引所サービス」提供開始を記念して、売買(取引所)メイカー手数料を-0.01%から-0.03%に優遇するキャンペーンを実施する。期間は3月20日~4月19日16:00までだ。

LINEでは、独自開発したプライベートブロックチェーン「LINE Blockchain」および同ブロックチェーンのネイティブトークンLNによるエコシステムを展開している。このブロックチェーンは、コスモス(ATOM)の開発基盤となっている「Tendermint BFT(Benzantine fault Tolerance)」によって開発されており、イーサリアム(Ethereum)との相互運用が計画されている。

昨年12月に「LINE Blockchain」はオープンネットワーク(パブリックチェーン)化に向けて、メインネット「Finschia(フィンシア)」をローンチしている。

現在のメインネットである「Daphne(ダフネ)」を「Finschia」と統合し、LINEブロックチェーンを基盤としたブロックチェーンサービスのメインネットを統一する予定とのことで、その統合は2023年Q2(4-6月)中を予定しているとのことだ。

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参考:BITMAX
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio

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#LN

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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