ミュージックコレクティブXinUの「MUSIC3プロジェクト」、FiNANCiEでトークン発行

「MUSIC3プロジェクト」がFiNANCiEでトークン発行

次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、ミュージックコレクティブXinU(シンユウ)による「MUSIC3プロジェクト」始動と、同プロジェクトのトークン新規発行および販売開始を3月14日発表した。

ミュージックコレクティブXinUは、XinUを名乗る女性シンガーによる音楽プロジェクト。「一緒に音楽を作りたいと思う人と流動的に音楽をやりたい」という意味でミュージックコレクティブとなっているようだ。

XinUは、デビューEPの制作資金をクラウドファンディングで調達、続く2作目のEPは写真家やデザイナーとのコラボレーションアートの販売収益で制作するなど、次世代のアーティストコレクティブとして常に新しい発信方法を模索してきたとのことだ。

今回の立ちあがった「MUSIC3プロジェクト」は、イラストレーター、ダンサー、俳優、動画クリエーターといった様々なジャンルのアーティストを巻き込んだ「越境コラボレーション」を推し進めるとのこと。

そして同プロジェクトでは、「FiNANCiE」のトークン発行型クラウドファンディングおよび「FiNANCiE」内のコミュニティ活用により、音楽の創り方、楽しみ方、収益モデルなど、あらゆる面で音楽業界の常識にとらわれない方法へのチャレンジを掲げていくとしている。

なお今回「FiNANCiE」上で発行されるトークンは「XinU Music Collective Token(XMCT)」として販売されるとのこと。

「XMCT」購入者は特典として、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや、保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供される。

「XMCT」のトークン初回販売は、3月14日15:00から開始しており5月15日22:00まで実施される予定だ。

なお「MUSIC3プロジェクト」のトークン販売メニューは5,000pt~100,000ptで購入できるトークン獲得コースが5つと1,000,000ptで購入できるスポンサーシップ枠が1つある。それぞれのコースには数量制限はない。

購入者には購入pt分のトークンが付与される他、「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」や、「その他:保有数に応じた追加特典」が付与される。また販売コースによっては「Music Collective NFT」や「オリジナルTシャツ」、「オリジナルパーカー」、「オリジナルアートボード」、「XinUライブスポンサー枠(2023年度)」が付与される特典がある。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「XMCT」および「FiNANCiE」で発行されているコミュニティトークンについては、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、サウンドプロデューサーのM-Swift松下昇平氏より以下のコメントを得た。

XinUと出会ってから、音楽をプロデュースをしながら、より良い制作環境を得るべく、これまでクラウドファンディングなど、手探りでさまざまな新しいものにチャレンジしてきました。今、アーティストエコノミーはマスからより狭い”嗜好の時代”へ。広く浅くの時代は終わり、その分ファンの深度は増しています。クリエイティブファーストを保ちつつ、ファンベースをより深いものにし、ともに歩んでいけないか日々考えてきました。それがフィナンシェと一緒なら、Web3によって実現できるのと可能性を感じて今回のスタートとなりました。Web3 x 音楽。コ・クリエーション。新しい音楽の形”Music3”と銘打ってXinUの挑戦をサポートしていきます。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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