Operaが仮想通貨ウォレット搭載iOSブラウザリリース、クリプトスペルズがクラウドセール初日売上600ETH突破などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

Operaが仮想通貨ウォレット搭載のiOSブラウザ「Opera Touch」を正式にリリース

・Operaが仮想通貨ウォレットを搭載した、iOSブラウザアプリ「Opera Touch」を26日より正式リリースしたことを発表

・これによりAndroid、Windows、Mac、Linuxを含めた主要OSにてOperaが使用可能となった

・Operaは仮想通貨ウォレットを搭載し、サードパーティ製のプラグインなしでDAppsを実行する機能をもっている

・同リリースにおいて、イーサリアムDAppsのMarble.Cardsとの提携もあわせて発表した

・Marble.CardsはウェブのURLをNFTカードとして発行し、他ユーザーと取引できるプラットフォーム

ブロックチェーンTCG「クリプトスペルズ」がクラウドセール 初日で売上600ETHを突破

・クリプトゲームス株式会社が運営するブロックチェーンTCG「クリプトスペルズ」が6月25日に正式リリース及びクラウドセールを開始し、ゲーム内通貨SPLの売上金額が累計600ETH(約 2130万円)を超えたことを発表した

・一部のカードについては30ETH(約106万円)まで価格が高騰したとのこと

・クラウドセール の販売方法は、double jump.tokyo株式会社の「MCH+」が提供している在庫連動型ダッチオークションの形式をとっているとのこと

・なおクラウドセール は7月9日19時まで実施を予定している

PoLがALISを学べるカリキュラムを公開 共同制作の一般募集もスタート

・​ブロックチェーンの学習サービスPoLが分散型ソーシャルメディアであるALISについて学習できるカリキュラムを公開

・今回のカリキュラムでは、日本有数のブロックチェーン事業であるALISにおいて、どのようにブロックチェーンを活用しているのか、どのようにトークンを設計しているのかを学ぶことができるとのこと

・ALISのCEO安氏は「日本においてはブロックチェーン上で実運用されているサービスが他国と比較して少ない中で、少しでも業界を盛り上げるきっかけの一助となれば幸いです。」(一部略)とコメントしている

・またPoLはカリキュラムを公開したい事業者を一般募集するとのことで、金融、ウォレット、VC(トークンファンド)、ゲーム、医療の各分野につき原則1事業者のみ採用をするとのこと

・募集にあたり、PoLの利用者層の詳細も公開されており、特徴として、若年層が多く利用している点と女性の割合が高い点が挙げられている

BUIDLがブロックチェーンの難易度調整アルゴリズムに関する共著論文を発表

・株式会社BUIDL所属リサーチャーである橋本欣典氏が、野田俊也氏(ブリティッシュコロンビア大学 経済学部 Assistant Professor)と奥村恭平氏(東京大学大学院 経済学研究科博士課程)との共著にて、Bitcoinの難易度調整アルゴリズムの欠陥とその解決策に関する論文を発表した

・同論文の発表の背景は「数多のブロックチェーンが存在する中で、ブロックチェーンをビジネスに落とし込む上では、それぞれどういう特性やリスクを持っているのかを、エンジニアリングの観点だけでなく、そのチェーンをとりまく経済圏がどのようなインセンティブ構造で動いているのか、という観点を考慮して適切に分析することが非常に重要である。」ということから

・論文は『Bitcoin の難易度調整アルゴリズムの欠陥と、その解決策について』という題名で、 PoWに用いられている難易度調整アルゴリズムであるDAA (Difficulty Adjustment Algorithm)についての欠陥と解決策について46ページにわたって論じられている(日本語解説は12ページ)

・論文『Bitcoin の難易度調整アルゴリズムの欠陥と、その解決策について』はこちら→英語原文日本語解説文

ブロックチェーンスマホ「FINNEY」のSIRIN LABSが銀座に旗艦店をオープン

・ブロックチェーンスマホ「FINNEY™」を販売するSIRIN LABSが旗艦店となる「SIRIN LABS Powered by Goldex 銀座店」が2019年7月1日(月)に銀座4丁目にオープンすると発表

・この店舗はロンドンに次ぐ世界で2番目のFINNEY™の旗艦店舗として、日本では初となる出店となるとのことで、SIRIN LABS JAPAN株式会社が総輸入代理、GOLDEX株式会社が総販売代理を担うとのこと

・FINNEY™は暗号資産取引とセキュリティに特化したスマートフォン。Androidベースで独自開発したSIRIN OS™によって、暗号資産のコールドストレージウォレットを管理できる。また端末上での送受金や決済を、安全かつシームレスに行うことが可能。これまでは暗号資産取引所を経由する必要があり煩雑だった手続きをなくすことで、快適なユーザー体験を提供するとのこと

・なおこの店舗はFINNEYを体験できるだけでなく、ブロックチェーン知識の提供やMeetupイベントの開催など、生活者とブロックチェーンとの架け橋となるべく、ハブ機能を担うコミュニティスポットを目指すとのこと

 

※詳しくはニュース解説は以下のラジオでお楽しみください

ラジオ再生は以下から(再生ボタンを押して10秒程度お待ちください)

Apple Podcastで聴く

Apple の Podcastでも配信しております。以下から購読いただくことで、お気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Apple Podcastを聴く

https://itunes.apple.com/jp/podcast/id1418374342?mt=2

Android スマートフォンで聴く

Android スマートフォンでもGoogle PlayよりPodcastアプリをインストールいただくことでお気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Android スマートフォン Podcastを聴く

(images:iStock / artsstock,Kavuto)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した