オーバース「Nippon Idol Token(NIDT)」、コインブックとDMM Bitcoinで今春にIEOへ

NIDTがコインブックとDMM Bitcoinで今春にIEOへ

オーバース発行予定の暗号資産(仮想通貨)「Nippon Idol Token(NIDT)」が、今春にIEOを実施し、新規販売される予定であることが1月23日発表された。

このIEOは、国内暗号資産取引所のcoinbook(コインブック)およびDMM Bitcoinにて行われる予定。オーバースと同2社は昨年5月にIEOによる資金調達に向けた基本合意書を締結していた。

なおIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)とはトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのこと。

発表によると「NIDT」は、新しいアイドルグループの組成及び活動のために発行されるイーサリアムベースの暗号資産とのことだ。利用者は「NIDT」を通じてアイドル活動の応援及び支援ができるという。

今年春にはIEO実施とアイドルグループのメンバー募集と選考を行い、夏から秋にかけメンバー結成を目指しているようだ。デビューについては今冬を予定しているとのこと。

オーバースはgumiや東京通信を株主に持つ企業。新しいアイドルグループの組成を目的に昨年3月に設立されている。なお昨年9月には同社が準備している新規アイドルグループ創造プロジェクトの総合プロデューサーに秋元康氏が就任したことが発表されている。

なお昨年12月に次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営のフィナンシェが、今冬に国内暗号資産取引所コインチェックでIEOを実施することを発表している。

これにより同取引所にて「フィナンシェトークン(FNCT)」を新規販売する予定とのこと。なお「FNCT」はイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で発行される暗号資産とのことだ。

現在のところ国内においてIEOを実施したのは、2021年にHashpalette(ハッシュパレット)がコインチェックでパレットトークン(Palette Token/PLT)のIEOを実施した他、昨年5月にはサッカーJ2リーグに加盟する「FC琉球」がGMOコインで「FCRコイン(FCR)」のIEOを実施している。

関連ニュース

コインブックとDMM BitcoinでIEOへ、「Nippon Idle Token(NIDT)」上場に向け基本合意書が締結

FiNANCiEが今冬にコインチェックでIEO、フィナンシェトークン(FNCT)販売へ

EVM互換の国産ブロックチェーン「Japan Open Chain」、IEOに向けフォビジャパンと覚書締結

【音声レポ】実践IEO・その準備から実施後まで(天羽健介 / 金光碧 / 倉林啓士郎 / 吉田世博 / 柚木庸輔)

web3の未来は? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する80人の「2023年の展望」

参考:オーバース
images:iStocks/Roman-Didkivskyi

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した