DMMがweb3新会社「DM2C Studio」設立へ
DMM.comが、web3事業に関する新会社「DM2C Studio(ディーエムツーシースタジオ)」を設立することを1月23日発表した。なお発表には具体的な設立時期については記載がない。
リリースで発表された内容によるとこの新会社はDMMの100%子会社で、主な事業として「自社トークン発行及び運用」、「web3サービスの企画、開発及び運営」、「web3サービスのコンサルティング」、「web3サービスの受託開発」が挙げられている。
具体的には、「GameFiとGameFiプラットフォームの開発/運営」、「各種Fan Tokenプロジェクト」、「各種SocialFiプロジェクト」、「独自ウォレットや会員基盤を軸としたweb3プラットフォームの構築」、「web3の起業家/コミュニティ/クリエイターとの共創プロジェクト」、「DMMグループのアセットを活用したweb3プロジェクト」を展開予定とのこと。
新会社では同社第1弾の取り組みとして、GameFiの開発に着手しているという。ブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のリリースを2023年夏ごろに目指しているとのこと。
なおこのプロジェクトの詳細については、プレスリリース、ホワイトペーパーの開示などを通じて順次公開予定とのことだ。
DMMでは昨年7月にweb3事業への参入とグループ内にweb3事業を推進する新会社を8月頃に設立するといった発表をしていた。
また昨年12月には、前述したブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」が、ゲーム特化ブロックチェーン「オアシス(Oasys))」上に構築されることが発表されていた。この発表を行った「オアシス」によるとDMMは「オアシス」上で独自のLayer2ブロックチェーン(Verse)を構築し、同作をリリースする予定とのことだった。
「かんぱに☆ガールズ」は、DMM GAMESで、累計250万人がプレイしたブラウザゲーム。主人公は異世界転生した「剣と魔法の世界」で傭兵会社の社長となって、冒険するファンタジーRPGだ。なおブラウザ版の「かんぱに☆ガールズ」は2021年7月12日にサービスを終了していた。
当時の「オアシス」の発表によるとブロックチェーンゲーム版の「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」は、プレイヤー自身で創出した価値を、他のプレイヤーと交換・売買・譲渡しながら、誰にも負けない最強パーティーを作り上げ、シーズン毎(2か月に1回開催予定)に行われる世界大会で、No.1の傭兵会社を目指す戦略的セミオートバトルRPGになる予定だという。
ただし今回のDMMの発表によると「各プロジェクトは構想段階であり企画、リリース時期は確定事項ではございません」とアナウンスしている。
関連ニュース
DMMがweb3新会社設立へ、独自トークン経済圏の構築目指す
DMMがブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」来夏リリース、Oasysで独自L2構築
DMMがブロックチェーンゲーム開発開始、Oasys採用で来夏販売へ
サイバーエージェントがメタバース関連新会社を設立、NFTや暗号資産活用
web3の未来は? 暗号資産/ブロックチェーン業界を牽引する80人の「2023年の展望」
参考:DMM
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・Thinkhubstudio