信州松本ダイナブラックスがFiNANCiEでトークン発行
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、Sリーグ所属の3×3プロチーム「信州松本ダイナブラックス」のトークン新規発行および販売開始を12月5日発表した。
Sリーグは、今年5月より開催開始した3人制バスケットボールの国内リーグ「3×3 S League」の通称だ。「信州松本ダイナブラックス」は2021年に設立された長野県初の3人制バスケットボール3×3のプロチーム。9月には国宝松本城で初のプロスポーツ大会を開催するなど、長野県内を中心に活動の幅を広げているという。
「信州松本ダイナブラックス」では今回のトークン発行により、チーム目標の1つである「長野県の全77市町村で試合やイベントを開催し、3×3を通して長野県を盛り上げること」を達成するために「公式マスコットと巡る!長野県77市町村おじゃマップロジェクトを発足するとのこと。これによりトークン保有者(サポーター)が参加できる「FiNANCiE」内のコミュニティで、サポーターとともにマスコットを制作し、そのマスコットと共に各地を巡り、その土地の魅力を発信するなどして、77市町村制覇を目指していくとのことだ。
また今回のトークン販売によるファンディングで集まった支援金は、長野県全77市町村での試合やイベント開催を目的として、「公式マスコットと巡る!長野県77市町村おじゃマップロジェクト推進費」および「チーム強化費」に使用する予定とのこと。
なお今回FiNANCiE上で発行されるトークンは「DBXトークン」として販売されるとのこと。
「DBXトークン」購入者は特典として、クラブ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるという。
現在発表されている投票企画案として、「公式マスコット名前投票」や「公式マスコットデザイン投票」、「2023チームスローガン投票」がある。また抽選特典案として「長野県名産品プレゼント」や「チームグッズプレゼント」、「会場でフリースロー対決ができる権利抽選」がある。
「DBXトークン」の初回販売期間は12月5日14時から1月31日21時の予定だ。
なお「DBXトークン」の販売メニューは、3,000ptから300,000ptで購入できる全11種類が用意されている。
購入者には購入pt分の「DBXトークン」が付与される他、前述した「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」やNFTとなる「初期サポーター記念コレクション」が得られる。またメニューによっては「全選手サイン入りマスコットグッズ」や「オリジナルラベルビール」、「選手による小学生、中学生向けのクリニックが受けられる権利」、「高校生以上が選手たちと一緒に練習参加できる権利」、「マネージャー体験」、「2/11感謝祭協賛コース」などもある。
なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「FiNANCiE」で発行されているトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。
「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、信州松本ダイナブラックスのオーナーである山崎 孝一郎氏より以下のコメントを得た。
「信州松本ダイナブラックスは2021年に設立された長野県初の3×3プロチームです。3×3は東京五輪から正式種目となった注目の競技ですが、長野県内ではまだまだマイナースポーツです。これから3×3を盛り上げていく、発展途上のチームだからこそ、ファンの方々、地域の方々と一緒に考え、参加いただければと思います」
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