YGG Japan、KryptoGO、IVCがGameFi特化のウォレット共同開発へ

YGG Japan、KryptoGO、IVCが共同でウォレット開発へ

YGG Japan、クリプトゴー(KryptoGO)、IVC(Infinity Ventures Crypto:インフィニティベンチャーズクリプト)の3社がジェイントベンチャーを設立し、GameFi(ゲーム×金融)に特化したウォレットを共同開発することを9月15日に発表した。

YGG Japanは、世界最大のDAO(自律分散型組織)型ゲーミングギルドであるYield Guild Games(YGG)の日本法人で、国内企業のForN(フォーン)が運営を行っている。

クリプトゴーは台湾拠点のRegTech(レグテック:規制×技術)企業。同社のソリューションは、多くの金融機関(例:メガ国際商業銀行)に採用され、13カ国、25の海外支店でサービスを提供している。またノンカストディアルウォレットをすでにスマホ向けに開発している。

またIVCは、GameFi、DeFi(分散型金融)、Web3.0の先駆的なスタートアップを支援し投資するために設立されたベンチャーキャピタルだ。

フォーンによるとこれまでのウォレットは、DEX(分散型取引所)利用を前提として開発されており、汎用性は高いものの、ブロックチェーンゲームユーザのためのウォレットではなかったとしている。これによりブロックチェーンゲームを始めるまでの障壁は高く、誰でも気軽に楽しめる環境ではなかったとフォーンは説明している。

今回3社は「ユーザの利便性を追求したブロックチェーンゲーム特化のウォレットの開発・提供を進めていく」と述べている。

YGG Japanの共同創業者の藤原哲哉氏は「現在の日本のブロックチェーンゲームやweb3界隈では一部のリテラシーの高いユーザーのみが触れられている状況です。今後、ブロックチェーンゲームをはじめ、新時代のゲーム文化を広め、この新しい体験をより多くのユーザーに届けることがYGG Japanのミッションであり、今回のKryptoGO、IVCとの ウォレット開発はその大きな第一歩になると考えています」とコメントしている。

関連ニュース

DEAとYGG Japanが提携、東京ゲームショウで「JobTribes」用のNFT配布へ

OasysとYGG Japanが東京ゲームショウでピッチコンテスト、入賞特典で1億円出資も

【取材】Arriba Studio、「Oasys」と「YGG Japan」にトークン出資

YGG Japan、約3.8億円資金調達

【取材】ブロックチェーンゲームギルド「YGG」が日本法人設立へ。IVC、アカツキ、DJTら出資

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【4/4話題】イーサリアム「Pectra」メインネット実装は5/7に、米下院がステーブルコイン規制「STABLE法」可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、フィデリティのステーキング対応「ソラナ(SOL)現物ETF」の上場申請を受理

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが4月3日に公表している

ブラックロック、英国で暗号資産事業者の登録完了

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)の英国部門であるブラックロックインターナショナル(BlackRock International)が、英国の規制当局である金融行為監督機構(Financial Conduct Authority:FCA)から、暗号資産(仮想通貨)事業者としての登録承認を4月1日付で受けた。登録情報はFCAの公式サイトで確認できる