カルビーが「アスターファーム」で限定NFT配布、博報堂とステイクが支援

「アスターファーム」でカルビーが初NFT配布

アスターネットワーク(Astar Network)上のブロックチェーンゲーム「アスターファーム(Astar Farm)」で、カルビーが同社初のNFTを配布するキャンペーンを実施することが7月21日分かった。

カルビー記念NFTを抽選で10,000名に無料限定配布する他、「アスターファーム」上でバーチャルなじゃがいもを収穫したユーザーを対象に抽選で50名にカルビーのリアルなじゃがいもの商品(ポテトチップス)「ポテトデラックス」を送付するというキャンペーンが実施される。なお「ポテトデラックス」送付先は日本国内限定となるとのことだ。

キャンペーン期間は7月21日10:00~7月31日23:59となっている。各抽選への参加方法の詳細については、カルビーポテトデラックス公式ツイッターが公開する予定だ。詳細が公開され次第、この記事に追記させて頂く予定だ。

また今回のキャンペーンは、博報堂のミライの事業室とアスターネットワークの開発を主導するステイクテクノロジーズ(Stake Technologies)による、クライアント企業のweb3市場参入支援の第一弾となるようだ。

2022.7.21 18:20追記

10,000名限定の記念NFT限定配布の抽選には、カルビーポテトデラックス公式Twitterアカウント「@potetoderakkusu」とAstarFarm公式アカウント「@AstarFarm」をフォローのうえ、対象のツイートをいいね・リツイート後、ツイートに記載されているリンクから「アスターファーム」公式Discordグループに参加し、「Calbeeコラボ」チャンネルでメタマスク(MetaMask)ウオレットのアドレスを送信することで応募完了するとのこと。

またリアル商品「ポテトデラックス」の抽選参加は、「アスターファーム」内で21日間ステーキングを行い「バーチャルなじゃがいも」を収穫し、ポテトデラックス限定NFTを獲得したプレイヤーが対象となるとのこと。ステーキング受付期間はキャンペーン期間と同じく7月21日10:00~7月31日23:59で、ステーキング後のじゃがいも収穫期間は8月10日10:00~8月25日23:59となっている。

アスターファームとは

「アスターファーム」は、ユーザーが「アスターファーム」にアスターのネイティブトークンである「ASTR」を預けて(ステーキングして)、ゲーム上の畑に種を撒き、野菜を育て、収穫した作物を販売することで「ASTR」が獲得できるブロックチェーンゲームだ。

ゲームをプレイすることで報酬・利益を得る仕組みとなるGameFi分野のブロックチェーンゲームとして、国内でNFT関連のサービスを提供しているCryptoGames(クリプトゲームス)によって開発されている。

なお「アスターファーム」は、アスターネットワークの「dApp staking」で開発されている。「dApp staking」は、「アスターネットワーク」と統合したdAppsやインフラストラクチャに対して、ユーザーが同ネットワークのネイティブトークン「ASTR」をステーキングすることで、開発者とユーザーが報酬を得られる仕組みとなっている。

ユーザーは「dApp Staking」でdAppsに「ASTR」をステーキングする事で、報酬を受取りながらも、開発者を支援することが可能となる。

アスターネットワークとは

アスターネットワーク(Astar Network)は、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドットのパラチェーンとして昨年12月に接続し、1月17日にメインネットローンチしたブロックチェーンだ。アスターネットワークを開発するステイクテクノロジーは、日本人起業家の渡辺創太氏がCEOを務めるシンガポール拠点企業だ。

アスターネットワークのトークン「アスター(ASTR)」は現在、暗号資産(仮想通貨)取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKEx(オーケーイーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)、バイナンス(Binance)、クリプトドットコム(Crypto.com)などで取り扱われている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

関連ニュース

アスター(ASTR)上のGameFi「アスターファーム」、β版リリース

クリプトゲームスとアスター(ASTR)が提携、Dappsサービス今春ローンチ

日本発DeFi保険「InsureDAO(INSURE)」、アスターネットワーク(ASTR)対応

博報堂とクリプトゲームス、三重県竹神社「御朱印NFT」を参拝客に無料配布

DMMがweb3新会社設立へ、独自トークン経済圏の構築目指す 


参考:カルビー

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した