中央アフリカ共和国、ビットコイン裏付けの暗号資産「サンゴコイン」発行へ

中央アフリカ共和国、「サンゴコイン」ローンチへ

中央アフリカ共和国(CAR)が、独自暗号資産(仮想通貨)「サンゴコイン(SANGO Coin)」の発行を開始することが分かった。7月3日に開催された「SANGO Coin Genesis Event」にて、同国大統領のファウスティン・アーチェンジ・トゥアデラ(Faustin-Archange Touadéra)氏が発表した。

「サンゴコイン」のウェブサイトでは発行開始までのカウントダウンが実施されており、現地時間4日22:00(日本時間5日5:00)に発行予定のようだ。

また同イベントに登壇したエルヴェ・ンドバ(Hervé Ndoba)財務大臣によると、「サンゴコイン」はビットコインの価値に裏付けられている暗号資産とのこと。しかし仕組みなどその詳細については現時点では明かされていない。

「サンゴコイン」の発行を含むプロジェクト「サンゴ」では、「ビットコインの法定通貨化」、「クリプトアイランド」、「トークン化フレームワーク」、「鉱物資源のトークン化」、「所得税率0%」、「法人税率0%」などのプロジェクトを進めている。

今年4月27日に「ビットコインの法定通貨化」は議会で承認されており、中央アフリカはエルサルバドル共和国に次いで、ビットコインを法定通貨として採用する2ヵ国目の事例となっている。

また「鉱物資源のトークン化」については先月6月にその計画が発表されている。「金」、「ダイヤモンド」、「ウラン」、「鉄鉱石」、「銅」、「コルタン」、「コバルト」、「ニッケル」、「リチウム」、「石油」などをトークン化する計画で、資金調達するのが目的とのことだ。

関連ニュース

中央アフリカ共和国、鉱物資源トークン化計画発表。ビットコイン法定通貨化に続き

中部アフリカ規制当局、ビットコイン法定通貨化の中央アフリカなどに暗号資産禁止を再度通告

中央アフリカが法定通貨にビットコイン採用、世界で2カ国目

エルサルバドルがビットコイン国際会議開催へ、32ヵ国中銀と12ヵ国金融当局参加

テキサス州フォートワース市がビットコインマイニング参入、米国市政府として初

参考:SANGO Coin Genesis Event – a project supported by the Central African Republic
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Ninja-Studio・Ivan Burchak

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

Sponsored