米コインベースでDYP、ALEPH、HOPR、MATH、PRQ、ELA上場へ

米コインベースで6銘柄上場へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)で、暗号資産ディファイイールドプロトコル:DeFi Yield Protocol(DYP)、アレフドットアイエム:Aleph.im(ALEPH)、ホッパー:Hopr(HOPR)、マス:Math(MATH)、パールスィック:PARSIQ(PRQ)、イラスト:Elastos(ELA)の6銘柄が上場することが6月22日分かった。

発表によると6銘柄は、流動性条件が満たされ次第、「コインベースドットコム(Coinbase.com:販売所)」及び、同社提供の個人トレーダー向けプラットフォーム「コインベース・エクスチェンジ(CoinbaseExchange)」にて、6月22日9時(太平洋標準時)以降に取引開始される予定とのことだ。

取引ペアについては、6銘柄それぞれUSDをサポート後、段階的にUSDTをサポートするとのこと。また6銘柄の取扱いは、米コインベースのサービス対象全地域での対応となっている。なお日本は対象外。

コインベースは、新規上場の「検討中」および「計画中」暗号資産リストを公開しており、今回上場する6銘柄は同リストに記載がされていた銘柄となる。

また6銘柄は、新規銘柄や市場で取引量が比較的少ない銘柄に付ける「Experimental label(実験的ラベル)」の対象通貨となっている。このラベルは市場の状況で取引量が増えた場合に、削除される。

各暗号資産について

DeFi Yield Protocolは、クロスチェーン分散型セキュリティネットワークの分散型金融(DeFi)プロトコルだ。イールドファーミングやステーキングなどのサービスに加え、DeFiや教育ツール、NFT、メタバースゲームなど初心者から上級者まで利用しやすい環境を構築している。DYPはDeFi Yield Protocolのガバナンストークンとして機能する。

DYPは現在、クーコイン(KuCoin)やゲート(Gate.io)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)やパンケーキスワップ (PancakeSwap)及びV2などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約12億円となっている(6/22 コインマーケットキャップ調べ)。

Aleph.imは、分散型アプリケーションとその関連インフラであるストレージやコンピューティングサーバー、分散型ID(DID)に焦点をあてたレイヤー2クロスブロックチェーンだ。ALEPHはステーキングに利用できる。

ALEPHは現在、FTXやクーコイン(KuCoin)、ゲート(Gate.io)、MEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV3(Uniswap V3)やパンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)、スシスワップ(Sushiswap)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約72億円となっている(6/22 コインマーケットキャップ調べ)。

Hoprは、レイヤー0のセキュリティを提供しており、既存のアプリケーションやサービス、分散型アプリケーション(dApps)において完全プライバシー通信を可能にしている。HOPRは、ステーキングに利用できる。

HOPRは現在、ゲート(Gate.io)やMEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約38億円となっている(6/22 コインマーケットキャップ調べ)。

Mathは、Substrate(サブストレート)というブロックチェーンフレームワークをベースとした、モジュラーブロックチェーンだ。MATHは、ネットワーク取引手数料やガバナンス、MathWalletサービス料金などに利用される。

MATHは現在、FTXやゲート(Gate.io)、MEXCなどの暗号資産取引所の他、パンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約23億円となっている(6/22 コインマーケットキャップ調べ)。

PARSIQは、全てのweb3dApps及びプロトコルのバックエンドを構築するフルスイートのデータネットワークだ。PRQは、PARSIQのユーティリティトークンとなっている。

PRQは現在、ゲート(Gate.io)やフォビグローバル(Huobi Global)、クーコイン(KuCoin) MEXCなどの暗号資産取引所の他、ユニスワップV2(Uniswap V2)およびV3、パンケーキスワップV2(PancakeSwap V2)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約35億円となっている(6/22 コインマーケットキャップ調べ)。

Elastosは、開発者やユーザー自身がデータをコントロールし所有できるオープンソースのプラットフォームElastos SmartWebを構築している。ELAは、Elastosのユーティリティトークンとなっている。

ELAは現在、フォビグローバル(Huobi Global)やクーコイン(KuCoin)などの暗号資産取引所の他、ユニスワップV3(Uniswap V3)などの分散型取引所(DEX)で取り扱われている。現在の時価総額は約44億円となっている(6/22 コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

米コインベース、「Forta(FORT)」上場へ

米コインベースでDAR、POND、ATA、FIS上場へ

米コインベース、「Wrapped Ampleforth(WAMPL)」と「Index Cooperative(INDEX)」上場へ

米コインベース、暗号資産上場予定リストに16銘柄追加

米コインベースが上場検討50銘柄公開、バイナンスBUSDやSTEPNのGSTなど

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した