クリプトドットコムのCronos(CRO)、130億円規模アクセラレータプログラム立ち上げ

Cronosがアクセラレータ・プログラムを立ち上げ

暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)開発のブロックチェーン「クロノス:Cronos(CRO)」のコミュニティが、約130億円(1億ドル)規模の「クロノス・アクセラレーター・プログラム(Cronos Accelerator Program)」を立ち上げたことが6月7日分かった。

「クロノス・アクセラレーター・プログラム」は、「クロノス(Cronos)」基盤で分散型金融(DeFi)アプリケーション、web3ゲームやメタバース、インフラツールを開発するプロジェクトへの出資を目的としており、「クロノス」の投資ファンドであるクロノスラボ・エコシステムファンド(Cronos Labs Ecosystem Fund)から1億ドル(約130億円)の資金提供がされるとのこと。

このプログラムは10週間のプログラムとなっており、採択されたプロジェクトは10万ドル(約1,330万円)から30万ドル(約4,000万円)のシード投資を得られるとのことだ。

また採択の対象となるプロジェクトは、資金調達の前段階のフルタイムでプロジェクトを構築しているアーリーステージのスタートアップとのこと。

そして採択されたプロジェクトは、クロノスラボと外部の専門家が主導するワークショップなどを受けられるという。またプログラムの最後には、プログラムの投資パートナーにピッチができるデモデイが開催されるとのこと。

なおパートナーには、クリプトドットコムキャピタル(Crypto.com Capital)、メカニズムキャピタル(Mechanism Capital)、スパルタンラボ(Spartan Labs)、IOSGベンチャーズ(IOSG Ventures)、OKXブロックドリームベンチャーズ(OKX Blockdream Ventures)などが参加している。

「クロノス」は、コスモス(Cosmos)の独自ブロックチェーン開発キット「Cosmos SDK」上に構築された初のEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のレイヤー1ブロックチェーンネットワークだ。「クロノス」の決済通貨は、「クロノス」の並列ブロックチェーン「Crypto.org chain」のネイティブトークン「クロノス(CRO)」となっている。

関連ニュース

クリプトドットコム、ドバイで仮承認ライセンス取得

Crypto. comがMITメディアラボに4年間の助成金、ビットコインのセキュリティ研究支援などに

Shopify、暗号資産決済サービス「Crypto. com Pay」対応

「Crypto. com」が国際赤十字と提携、ウクライナ支援に向け

Crypto. com、「FIFAワールドカップ・カタール2022」公式スポンサーに就任

参考:Cronos
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Rawpixel

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【4/4話題】イーサリアム「Pectra」メインネット実装は5/7に、米下院がステーブルコイン規制「STABLE法」可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、フィデリティのステーキング対応「ソラナ(SOL)現物ETF」の上場申請を受理

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが4月3日に公表している

ブラックロック、英国で暗号資産事業者の登録完了

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)の英国部門であるブラックロックインターナショナル(BlackRock International)が、英国の規制当局である金融行為監督機構(Financial Conduct Authority:FCA)から、暗号資産(仮想通貨)事業者としての登録承認を4月1日付で受けた。登録情報はFCAの公式サイトで確認できる