デビッド・マーカス氏、「Lightspark」設立
メタ(Meta/旧フェイスブック社)のデジタル通貨事業ノビ(Novi)の元責任者デビッド・マーカス(David Marcus)氏が、ビットコイン関連の開発企業ライトスパーク(Lightspark)を設立したことが5月13日分かった。
ライトスパークの最初の取り組みとして、ビットコインのライトニングネットワーク(Lightning Network)をより深く掘り下げる為の開発者を採用し、チームを結成していくという。
ライトニングネットワークは、ビットコインのブロックチェーン上で1秒あたり数百万回の取引を可能にするためのスケーリング技術のこと。オープンな設計で、取引記録をすぐにブロックチェーン上には移動させず「オフチェーン」で管理することで、瞬時で効率的な価値の移転を実現している。
マーカス氏のツイッターによると、ライトスパークは既にシリーズAラウンドによる資金調達を完了しているとのこと。なお調達額は明かされていない。
この資金調達はアンドリーセンホロウィッツ(a16z)とパラダイム(Paradigm)が共同主導したという。またスライブキャピタル(ThriveCapital)やコーチュー(Coatue)、 フェリックスキャピタル(FelixCapital)、リビットキャピタル(RibbitCapital)、マトリックスパートナーズ(MatrixPartners)などが出資参加しているとのこと。
マーカス氏はライトスパーク設立について「(暗号資産市場)不況期は、ミッションに沿った人々との価値創造に集中する良い機会です。私たちはライトニングに飛び込み、さらに学び、コミュニティと一緒に働くことに興奮しています」とツイートしている。
マーカス氏は責任者として、2019年にデジタル通貨「リブラ(現ディエム)」の構想を発表。そして「ディエム」専用のデジタルウォレット「ノビ」の責任者を務めていたが、昨年の年末に退任を発表していた。
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参考:Twitter
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