クラーケングローバル、分散型プライバシー提供のNym(NYM)上場

クラーケングローバル、Nym(NYM)上場

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)で、新たに暗号資産ニム:Nym(NYM)が上場したことが5月3日分かった。

クラーケングローバルの直近の新規銘柄上場は、4月29日に取り扱いが開始したセントリフュージ:Centrifuge(CFG)だ。

発表によるとNYMの取引はすでに可能で、クラーケン(販売所)とクラーケンプロ(取引所)でサポートしている。

取引ペアはUSDとEURが対応しており、先物取引と証拠金取引については対象外。なお日本の居住者は取引対象外とのこと。

ニムはweb3に関連したアプリやウォレット、トークンなどにフルスタックのデータプライバシー提供を目指すプロジェクト。オープンソースで分散型パーミッションレスのプロトコルを提供している。

同プロジェクトには、a16zやバイナンスラボ(Binance Lab)、デジタルカレンシーグループ(Digital Currency Group)、ポリチェーンキャピタル(Polychain Capital)、フォビベンチャーズ(Huobi Ventures)らが投資を行っている。

なおNYMは、ニムのシステム実行をするノードへの報酬として利用される他、ニムを使用するためのユーティリティートークンとなる。

現在NYMはクラーケングローバルの他、中央集権取引所(CEX)ではフォビグローバル(Huobi Global)、ゲート(Gate.io)、クーコイン(KuCoin)、ポロニエックス(Poloniex)、OKX、MEXCなどで取り扱われており、また分散型取引所(DEX)ではコインリストプロ(CoinList Pro)やユニスワップV2(Uniswap V2)などで取引が行われている。時価総額については、約77億円となる。

関連ニュース

クラーケングローバル、ポルカドットパラチェーン「Centrifuge(CFG)」上場 

クラーケングローバル、STEPNのGMTやGST、GARI、mSOL、SAMO上場へ

クラーケングローバルでALCX、BOND、JASMY、MASK、RNDR、SPELL、TRIBE、UMA上場へ

クラーケン、UAEアブダビで取引所運営ライセンス取得

クラーケン、ビットコインのライトニングネットワークをサポート

image:iStock/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

Sponsored

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している

マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携

米決済大手マスターカード(Mastercard)のマルチトークン・ネットワーク(MTN)が、米銀行大手JPモルガン(JP Morgan)のブロックチェーン基盤決済システム「キネクシスデジタルペイメント(Kinexys Digital Payments)※旧オニキス(Onyx)」と連携したと11月21日発表した