バイナンス、UAEアブダビで金融ライセンス取得

バイナンスがアブダビで金融サービスライセンス取得

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、UAE(アラブ首長国連邦)のアブダビ・グローバル・マーケット(Abu Dhabi Global Market:ADGM)から暗号資産仲介業者として運営する為の金融サービスライセンス「IPA(in-principle approval:原則的承認)」を取得したことが4月10日分かった。

中東地域の規制当局によるバイナンスの承認は3例目となる。

これによりバイナンスはアブダビ金融サービス規制当局(The Financial Services Regulatory Authority:FSRA)規制下のもと暗号資産仲介業者の運営が可能になった。さらにバイナンス子会社のBinance (AD) Limitedを通じて、中東・北アフリカ(MENA)地域全体に暗号資産サービスの提供が可能になったとのこと。

ADGMは、2018年に世界初の暗号資産規制フレームワークを導入したUAEの首都にある国際金融センターだ。暗号資産活動における主要なグローバルハブ及びビジネスプラットフォームとしての地位を確立しているという。なおADGMに登録された金融サービス事業者は、FSRAが定める特定の義務を果たす必要がある。

ADGMの登録局CEOダヘル・ビン・ダヘル(Dhaher bin Dhaher)氏は、「ADGMは今後も積極的に事業の拡大や、UAEにおける新たな投資機会を発掘し、バイナンスのような暗号資産関連会社が地域全体の投資家と企業の拡大する金融ニーズをサポートできるようにします」と発表にて説明している。

なおバイナンスは今年3月にドバイ及びバーレーンで暗号資産取引所運営ライセンスの取得をしている。

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参考:Abu Dhabi Global Market
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Nellmac

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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