【取材追記】国内初、ビットバンクにボバネットワーク(BOBA)上場へ、OMG保有対象者へエアドロップも

ビットバンクにBOBA上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所「bitbank(ビットバンク)」で、暗号資産ボバネットワーク(BOBA)が上場することが3月9日分かった。BOBAの取り扱いは3月14日より開始される予定だ。BOBAの取り扱いは、国内の暗号資産取引所では初となる。

なおビットバンクでの新規通貨上場は、1月より取引開始したメイカー:Maker (MKR:メイカー)以来となる。

発表によるとビットバンクはBOBAを、日本円とビットコインとの現物取引で取り扱うとのこと。共に最小注文数量・取引単位は0.0001BOBAとなっており、最大注文数量は日本円で600,000BOBA、ビットコインで60,000BOBAとなっている。

またビットバンクはBOBA取扱いに伴い、OMG Network(OMG)保有者に対するBOBAのエアドロップを14日に実施することも発表した。

BOBAエアドロップでは、2021年11月12日午前9時(日本時間)に取得したスナップショットに基づいて、OMG Network(OMG)の保有者に対し、OMGの保有数量に対して1対1の割合で付与される。

付与対象となるのはスナップショット時にOMGを保有していた上で、付与日時点においてビットバンクを退会していないか、アカウント凍結、取引停止の措置が取られていないユーザーとなる。

なおビットバンクではBOBAの上場により現物取引所での取り扱い暗号資産は計14銘柄となる。現在ではビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)が取り扱われている。

ボバネットワークはイーサリアムの課題である「スケーラビリティ問題」などを解決するための実用的なLayer2ソリューションを提供するプロジェクト。OMGファウンデーションのコアコントリビューター(貢献者)である米データプライバシー企業のEnya(エンヤ)によって構築された。

海外取引所では、FTX、バイビット(Bybit)、ディジフィネックス(DigiFinex)フォビグローバル(Huobi Global)などでBOBAは取り扱われている。

ビットバンク事業開発部担当者へ取材

「あたらしい経済」編集部がボバネットワークの取り扱い理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。

Boba Network(BOBA)は、イーサリアムのスケーラビリティ問題等の課題を解決するためのLayer2ソリューションを提供するプロジェクトです。

BOBAトークンは、ガバナンスやステーキングに使用することができます。

2021年9月より稼働を開始したBoba Networkは、OMG Foundationにより開発されており、Layer2ソリューションが提供するトランザクションの処理能力の高さや安価な送金手数料によってユーザー体感を向上させることができます。bitbankでは、より多くの方にLayer2ソリューションを体験いただき、当該プロジェクトの素晴らしさについて知っていただきたいという思いで選定を行いました。

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参考:ビットバンク
デザイン:一本寿和
images:iStocks/dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
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