バイナンスでアスター(ASTR)上場、ステーキングも対象に

バイナンスにASTR上場

暗号資産アスター:Astar(ASTR:アスター)が、大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)に上場したことが2月28日分かった。

アスターはステイクテクノロジーズが開発するブロックチェーン「アスターネットワーク(Astar Network)」のトークンだ。アスターネットワークはポルカドット(Polkadot)のパラチェーンで1月17日にメインネットローンチした。

発表によるとASTRは「Binance.com」で提供されているボラティリティの高いトークンの取引に特化したプラットフォーム「イノベーションゾーン」でサポートされる。

取引はUTC:世界協定時で2月28日11:30(日本時間で同日20:30)から開始しており、取引ペアはASTR / BUSDとASTR / USDTとなる。

なお既にASTRの入金は可能で、出金については3月1日11:30より開始されるという。

またバイナンスは、同取引所が提供するステーキングサービス「バイナンスステーキング(Binance Staking)」でASTRの取り扱いを開始することも発表した。

同サービスの提供は、ASTR取引開始と同時刻である2月28日11:30(UTC:世界協定時)より開始されるとのこと。

なおステーキングできるトークン数はロックされる期間によって異なる。

10日間では最大300ASTRのロックで標準APY(年換算利率)が150%となる。30日間では最大20,000ASTRで59.59%、60日間は10,000ASTRで63.49%、90日間は300ASTRで69.76%となるようだ。それぞれ最小のトークン数は0.1ASTRとなる。

アスターネットワークとは

アスターネットワークは、異なるブロックチェーンの相互接続(インターオペラビリティ)を目指すプロジェクトであるポルカドット(Polkadot)のパラチェーンとして昨年12月に接続が完了したブロックチェーンだ。

ポルカドットは中心的な機能を果たすリレーチェーンと、そのリレーチェーンに接続される個別のブロックチェーンであるパラチェーンによって構成されている。

ポルカドットリレーチェーンでは、スマートコントラクトをサポートしていない為、アスターはポルカドットへEVM(イーサリアムバーチャルマシン)やWASM(ウェブアッセンブリ)を提供することで、複数のブロックチェーンをサポートするマルチチェーンスマートコントラクトプラットフォームを目指している。

なおアスターネットワークの開発をリードするステイクテクノロジーズは、日本人起業家の渡辺創太氏がCEOを務めているシンガポール拠点の企業だ。

ASTRの時価総額は約293億円となっており、暗号資産(仮想通貨)取引所のフォビグローバル(Huobi Global)、OKEx(オーケーイーエックス)、Gate.io(ゲート)、クラーケングローバル(Kraken Global)、クーコイン(KuCoin)などで取り扱われている(2/28 20:30コインマーケットキャップ調べ)。

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【解説動画】アスターネットワーク(ASTR)とは?(ステイクテクノロジーズ 渡辺創太氏)

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参考:バイナンスステーキングの発表
images:iStocks/Ninja-Studio
デザイン:一本寿和

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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