中国デジタル人民元、テンセント「WeChat Pay」に対応か=報道

中国デジタル人民元がWeChat Payに対応か

テンセント(Tencent)が提供するモバイルウォレット「WeChat Pay」が、現在中国が開発を進めている中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタル人民元(e-CNY)」に対応すると、地元メディアのチャイナデイリーが1月6日報じた。

報道によると「デジタル人民元」を利用するには、中国人民銀行(PBoC)が開発したウォレットアプリにて本人認証を行い、「WeChat」と連携することで、「デジタル人民元」での支払いが選択できるようになるようだ。

なお中国人民銀行は先日4日、中国国内のiOSおよびAndroidアプリストアに「デジタル人民元」のウォレットアプリの試験版をリリースしたばかり。このアプリは深センや上海、大連など10地域のみで提供開始している。

「デジタル人民元」は来月より開催される北京冬季オリンピックでの利用が目指されており、1月27日にオープンするオリンピック村や競技エリアも対象になるとされている。

関連ニュース

Huaweiから独立のHonor、デジタル人民元ウォレット搭載のスマホ発表

北京地下鉄、中国デジタル人民元を決済手段として本格稼働

米共和党議員ら、北京五輪での米国選手のデジタル人民元使用禁止を要請

デジタル人民元、アリペイおよび中国人民銀行のモバイルウォレットで利用可能に

参考:チャイナデイリー
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Molnia・Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/4話題】イーサリアム「Pectra」メインネット実装は5/7に、米下院がステーブルコイン規制「STABLE法」可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、フィデリティのステーキング対応「ソラナ(SOL)現物ETF」の上場申請を受理

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが4月3日に公表している

ブラックロック、英国で暗号資産事業者の登録完了

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)の英国部門であるブラックロックインターナショナル(BlackRock International)が、英国の規制当局である金融行為監督機構(Financial Conduct Authority:FCA)から、暗号資産(仮想通貨)事業者としての登録承認を4月1日付で受けた。登録情報はFCAの公式サイトで確認できる