ツイッター、暗号資産専門部門「Twitter Crypto」設立

ツイッター、「Twitter Crypto」設立

ツイッター(Twitter)が暗号資産やブロックチェーン技術の専門部門「ツイッター・クリプト(Twitter Crypto)」を立ち上げることが11月11日に分かった。この部門を率いるテス・リネアーソン(Tess Rinearson)がツイートしたことで明らかになった。

リネアーソン氏は過去にInterchain Foundationでエンジニアリング担当副社長として、コスモス(Cosmos)などブロックチェーンネットワークのオープンソース・インフラストラクチャを構築するチームを率いていたとのことだ。

また最初のキャリアでは、Mediumでソフトウェアエンジニアを務めていた。

ツイッター・クリプトはツイッター社の暗号資産やブロックチェーン領域の全ての業務を担っていくとのことで、さらにジャック・ドーシー(Jack Dorsey)主導の分散型ソーシャルメディア・プロジェクト「ブルースカイ(Bluesky)」チームと密接に協力していくとのことだ。

まずツイッター・クリプトは分散型アプリ(Dapps)を使用してバーチャルグッズやデジタル通貨を管理し、クリエイターやコミュニティをサポートしていき、今後の方針を決めていくとのこと。そしてその後は、ID、コミュニティおよび所有権(オーナーシップ)の領域での役割も検討していくとのことだ。

7月のオンラインイベントでジャック氏「ビットコインが創業前にあればツイッターは今と違った」と発言している。

その後ツイッターは9月末に投げ銭機能「Tips」公開しビットコインや現金に対応した。またツイッターでユーザーのプロフィール画像に、そのユーザーが保有するNFTに紐づいた画像を、認証し表示する機能をテストしていることも明らかになっている。

今後、専門部門が出来たことで、ツイッターにおいて暗号資産やブロックチェーンのさらなる活用が進むのではないだろうか。

参考:Twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Sundry-Photography・sumkinna

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/17話題】カルビーがブロッチェーン活用のIP管理の実証実験、ANAPが約2億円分のビットコイン購入など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

Semler Scientificが最大5億ドルの証券発行枠を申請、ビットコイン追加購入を含む資金調達へ

米ナスダック上場企業の医療機器メーカーであるセムラーサイエンティフィック(Semler Scientific)が、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の追加購入等を目的に、最大5億ドル(約714億円)の有価証券を随時発行・販売可能とする登録届出書を4月16日付で米証券取引委員会(SEC)に提出した

米国のステーブルコイン政策、ユーロにとって関税より危険=伊経済財務相

イタリアのジャンカルロ・ジョルジェッティ(Giancarlo Giorgetti)経済財務相は4月15日、ドルに連動するデジタル通貨「ステーブルコイン」を巡る米国の政策について、欧州市民に国際決済の魅力的な手段を提供し、関税以上に欧州にとって懸念すべき事態を招く恐れがあるとの見方を示した