米スクエア、ビットコインマイニング事業を開始か

米スクエア、ビットコインマイニング事業を開始か

米決済企業のスクエア(Square)がビットコインマイニング事業を計画していることが10月16日に分かった。スクエアCEOのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏がツイートで明かした。

ジャック・ドーシー氏のツイートによれば、スクエアは世界中の個人や企業向けにビットコインマイニングシステムの構築を検討しているとのことだ。

またジャック・ドーシー氏は、マイナーのさらなる分散化とマイニングの効率性向上、シリコン製マイニング機器のメーカー数の増加などを現状の課題としてあげている。

今後スクエアは前述した課題を解決すべく、技術的調査を開始するとのことだ。

中国政府のマイニング業社への規制により、多くの中国のマイニング企業が撤退を余儀なくされている。

中国北京に本社があるマイニング機器メーカーのビットメイン(Bitmain)は、同社のビットコインマイニング機器「アントマイナー(Antminer)」の中国本土への出荷を10月11日から停止することを発表した。

中国がマイニングを禁止したことにより、ビットコインのマイニングの拠点は中国から米国に移りはじめている。米国ではここ最近マイニング企業の上場なども相次いでおり、今回のスクエアのような新規参入も進んでいくのではないか。

参考:twitter
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LongQuattro・yucelyilmaz

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【4/4話題】イーサリアム「Pectra」メインネット実装は5/7に、米下院がステーブルコイン規制「STABLE法」可決など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米SEC、フィデリティのステーキング対応「ソラナ(SOL)現物ETF」の上場申請を受理

米証券取引委員会(SEC)が、米証券取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)によって提出された、暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)「フィデリティ・ソラナ・ファンド(Fidelity Solana Fund)」の上場および取引に関する提案書を受理した。SECが4月3日に公表している

ブラックロック、英国で暗号資産事業者の登録完了

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)の英国部門であるブラックロックインターナショナル(BlackRock International)が、英国の規制当局である金融行為監督機構(Financial Conduct Authority:FCA)から、暗号資産(仮想通貨)事業者としての登録承認を4月1日付で受けた。登録情報はFCAの公式サイトで確認できる