チリーズ「Socios. com」のNBA提携が23チームに、新たにテニス業界とも

「Socios. com」がNBAのアトランタホークス、メンフィスグリズリーズと提携

ファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するチリーズ(Chiliz)が、新たにNBA加盟の2チームと提携することが分かった。これによりチリーズと提携するNBA加盟の団体は、全30チーム中23チームとなった。

今回提携を発表したNBAチームは、アトランタ・ホークスおよびメンフィス・グリズリーズだ。両チームともにファントークンの発行について、今回の発表では触れられていなかった。

なおチリーズは10月6日、8日、9日、12日とNBAチームと提携しており、そしてホークスは13日、グリズリーズ14日と立て続けて発表を行っている。NBAは10月20日にレギュラーシーズンが開幕するが、それまでに残り7チームと提携し、「Socios.com」が事実上のNBAオフィシャルプラットフォームとなるのか注目である。

テニス業界初の提携も

そしてチリーズは13日に「国際テニス連盟(ITF)」および「Kosmos Tennis(コスモス・テニス)」との提携を発表した。「Socios.com」がテニス業界との提携を行うのは初の事例となる。

今回の提携により、ITFとコスモス・テニスが運営する男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」の公式ファントークン「$DAVIS」が発行されるとのこと。

「$DAVIS」は11月4日にマドリードで開催予定の「Kosmosスポーツサミット」でリリースされる予定となっている。

「Socios.com」とは

「Socios.com」はチリーズのブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォームだ。

ファントークンを発行することでスポーツチームは資金調達でき、またファンはファントークンを購入することでチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。この仕組みにより、チームとファンに新たなエンゲージメントを生み出すことが期待されている。

チリーズは欧州のプロサッカーリーグの多くのチームを中心に提携を行いファントークンを発行している。最近では欧州以外にもブラジル、アルゼンチン、韓国のサッカークラブとの提携も行っている。またサッカークラブに限らず格闘技団体やカーレースチーム、eスポーツチーム、クリケットチームとの提携及び公式ファントークンの発行を行っている。

参考: アトランタ・ホークス・ コスモステニス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/pgraphis

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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