FTX、F1チーム「メルセデスAMG」と長期スポンサー契約

FTX、F1チーム「メルセデスAMG」と長期スポンサー契約

暗号資産(仮想通貨)デリバティブ取引所運営のFTXが、F1(フォーミュラワン)チーム「メルセデスAMG・ペトロナス」とパートナシップ契約締結を9月23日発表した。

このパートナシップは長期的なものであり、複数のシーズンでFTXのロゴが車両やドライバー、ガレージ、コースサイドの施設などに掲出されるとのこと。なお具体的なパートナシップ期間については明かされていない。

これらのFTXのブランディングについては、9月26日に開催されるロシアGPにてお披露目となるようだ。 またFTXとメルセデスAMGは、FTX PayやNFTコレクションなどの取り組み、企業の社会的責任に関する取り組みなど、共同で行っていく予定とのことだ。

FTXはウォール街のクオンツトレーダーだったサム・バンクマン・フリード氏が立ち上げた暗号資産デリバティブ取引所だ。現在利用者は世界で100万人を超えると言われ、デリバティブの取引高では現在バイナンス、OKEx、Huobi Globalについで4位の規模を誇る(コインマーケットキャップ調べ)。

最近ではNBAや多くのプロスポーツチームのトークンを発行するチリーズなどとの提携や、独自のNFTマーケットプレイスの開発なども発表されている。

なお暗号資産取引所としてF1チームと提携するのは、FTXの今回の取り組みが初の事例となる。またF1と暗号資産企業との提携としては、今年6月にクリプトドットコム(Crypto.com)が、F1の「スプリント」シリーズの初代パートナー及びグローバルパートナー、NFTパートナーとなったことが発表されていた。

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参考:Mercedes-AMG
デザイン:一本寿和
images:iStocks/jamesteohart

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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