暗号資産ステーキングサービスのFigmentが55億円調達

暗号資産ステーキングサービスのFigmentが55億円調達

ステーキングサービスやブロックチェーンのインフラ技術を提供するフィグメント(Figment)がシリーズBラウンドで5,000万ドル(約55億円)を調達したことを8月16日に発表した。

今回の資金調達はセネター・インベストメント・グループ(Senator Investment Group)とリバティー・シティー・ベンチャーズ(Liberty City Ventures)が主導し、その他にギャラクシー・デジタル(Galaxy Digital)、アンカレッジ・デジタル(Anchorage Digital)、デクラレーション・パートナーズ(Declaration Partners)など計13社が参加した。

同社は今回の資金を活用してチームを拡大し、より多くのブロックチェーンのステーキングをサポートする予定とのこと。またプルーフ・オブ・ステーク(PoS)業界全体で水平および垂直方向にインフラを拡大し、Web3に貢献するトークンホルダーや開発者をサポートしていくとのことだ。

フィグメントのCEOであるロリエン・ガベル(Lorien Gabel)氏は以下のようにコメントしている。

「今回の資金調達は、業界の進化に伴うフィグメントの新たな章の始まりを意味しています。PoSは、概念実証の段階から主流の技術へと変化し、投資家や開発者に大規模に採用されています」

また、リバティー・シティー・ベンチャーズのパートナーであるエミル・ウッズ(Emil Woods)氏は以下のようにコメントしている。

「私たちは、フィグメントとそのブロックチェーン専門家チームをサポートできることに興奮しています。ステーキングはブロックチェーン・エコシステムの中で非常に重要で不可欠な部分であり、フィグメントはこの技術の最前線にいます」

また、セネター・インベストメント・グループのマネージングパートナーであるダグ・シルバーマン(Doug Silverman)氏は以下のようにコメントしている。

「私たちは、PoSやその他の複雑な検証メカニズムに依存するマルチチェーン・エコシステムを信じています。ステーキングは、ますます重要なインフラレイヤーになっており、フィグメントは、トークンホルダーやdApp開発者のためのガバナンスおよびソフトウェアソリューションのリーダーとなっています」

参考:Figment
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother・kasezo

この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

「あたらしい経済」編集部
一橋大学2年生
真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

合わせて読みたい記事

カストディ大手BitGo、シンガポールで事業拡大

ビットゴー・シンガポール(BitGo Singapore Pte. Ltd.)が、シンガポールでの事業を拡大し、アジア太平洋地域(APAC)において最高水準のデジタル資産ソリューションと、規制されたインフラストラクチャサービスを展開できるようになった。同社の親会社であり、デジタル資産のカストディサービスを提供するビットゴー(BitGo)が11月20日発表した