中国人アーティストが仮想不動産NFT発表、アリババのタオバオで
アリババ(Alibaba)が開催する中国有数のクリエイター展覧「タオバオ・メーカー・フェスティバル(Taobao Maker Festival)」で、中国人アーティストのヘーシャン・フアン(Heshan Huang)氏が、数百のNFT化した仮想不動産コレクションを発表したことをBLOCKCASTが7月18日に報じた。このNFTは仮想空間「Bu Tu Garden Community」上に建てられる一戸建てのヴィラなど、仮想の建物が表現されている。
そして今回発表されたNFTはタオバオに出店している「秃力富 TOO RICH」で販売されている。なおブロックチェーン開発プラットフォームのニアー・プロトコル(NEAR Protocol)とウェブ3・ゲームス(Web3Games)が、このNFTの技術サポートを行っているとのことだ。
URL:https://dev.hhs.art/toorich/list
ヘーシャン・フアン氏はNEAR ProtocolやWeb3Gamesとの協力関係について「ブロックチェーンとNFTの概念は非常に複雑で、運用が非常に面倒だと思っていたが、結果は予想外でした。すでにNEARのアカウントを持っている人は、直接受け取ることができます。そうでない場合は、画面の指示に従って、いくつかの簡単なステップで完了します」とBLOCKCASTに答えている。
さらにへーシャン・フアン氏は「操作が簡単で従来のインターネットに近いユーザー体験に加えて、ミントのコストが安いことも、NEARとの提携を選んだ理由の一つです。アーティストがチェーン上でNFTをミントすると、そのたびに一定の料金が必要になることがわかりました。イーサリアムでNFTをミントするコストは高価ですが、NEARは数セントしかかからず非常に適しています」と説明した。
今後、へーシャン・フアン氏はNFT関連のメタバース製品を制作していく予定とのことだ。
参考:BLOCKCAST
デザイン:一本寿和
images:iStocks/osman-demir