カイバーネットワークとポリゴン、DeFiの流動性強化へ向け提携

カイバーネットワークとポリゴン、DeFiの流動性強化へ向け提携

トークン流動性プロトコルであるカイバーネットワーク(Kyber Network)がイーサリアム(Ethereum)のレイヤー2スケーリングソリューションのポリゴン(Polygon)と提携したことを6月16日発表した。

両プロジェクトの提携は、カイバーの新たな流動性プロトコルであるKyber DMM(Dynamic Market Maker)の流動性を高めるために行われた。Kyber DMMは6月30日よりPolygonネットワーク上に展開されるという。

なおこのことはKyber DMMの流動性提供者(LP)に対し、3ヶ月間で推定総額3,000万ドルの報酬を分配するマイニングプログラム「レインメイカー(Rainmaker)」のもと行われるとのことだ。

リリースによると「レインメイカー」の目的は、対象となるトークンペアに対して高い利回りを提供することで、流動性プロバイダーや開発者がKyber DMMを利用する動機付けを行い、その過程でPolygonとEthereum DeFiの両エコシステムの流動性を高めることにあるとのことだ。

参考:Kyber Network
デザイン:一本寿和
images:iStocks/vchal・dalebor

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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