【追加取材】「Startbahn Cert.」、デジタル作品への対応とおよび電力消費量を大幅削減を発表(執行役員 太田圭亮)

「Startbahn Cert.」、デジタル作品への対応とおよび電力消費量を大幅削減を発表

スタートバーン株式会社が、ブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.」のアップデートを発表した。発表内容は、デジタル作品に関するブロックチェーン証明書「Cert.」の発行受付を開始、と取引コスト(スタートバーン社比10,000分の1以下)および電力消費量の大幅削減だ。

またデジタル作品に証明書を発行できるのは、アートギャラリーをはじめ、アーティストのマネジメントや作品の取り扱いを行う法人で、問い合わせを既に受け付けており、発行開始は6月中旬を予定しているとのことだ。

電力消費量に関しては、レイヤー2ソリューション「Polygon」を採用することで、ブロックチェーン上の取引コストを約10,000分の1に削減し、サステナブルな仕組みを構築できたようだ。

加筆:4月30日17時53分

あたらしい経済はスタートバーン執行役員事業開発部長の太田圭亮氏へ取材を行った。

スタートバーン執行役員事業開発部長の太田圭亮氏へ取材

-「NFTアート」には備わっていない、サービスを横断した作品の価値継承および権利保護を実現する最適な仕組みとは、具体的にどのようなプロセスでしょうか?

太田圭亮(以下:太田氏):既存のNFTアートマーケットの場合、それぞれのNFTに書き込まれているコンテンツの情報や規約の内容などは、サービスごとに異なっており、互換性を持っていません。そのため、サービスを跨いで還元金を支払うことも実質不可能です。

一方「Startbahn Cert.」は、作品がサービスを跨いで二次流通していった場合にも、来歴の記録や、作品の流通・利用規約の実行がされるように構築されています。さらには、OpenSeaやRaribleのようなNFTマーケットプレイスで発行されたNFTとの互換システムも構想中です。

-NFTと電力消費量に関して、どのような課題意識を持っているのでしょうか?

太田氏:イーサリアム上でのNFTの取引には多くの電力が必要で、環境への負荷が高いと言われています。

今後、より多くの人に使っていただくブロックチェーンの仕組みとして構築するためには、可能な限りサステナブルにしていくことが重要であると考えています。

関連記事:特集「NFT大解剖」

特集「NFT大解剖」

参考:スタートバーン

(images:iStocks/Who_I_am)

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