マイクロソフトの分散型ID認証ソリューション「ION」がビットコインメインネットでローンチ

マイクロソフトの分散型ID認証ソリューション「ION」がビットコインメインネットでローンチ

マイクロソフトが、同社が開発するデジタルIDを認証するためのフレームワーク「ION」をビットコインメインネット上で展開したことが明らかになった。

マイクロソフトのDecentralized Identityチームがビットコインのメインネット上で「ION Decentralized Identifier Network」を立ち上げた。

「ION Decentralized Identifier Network」は、ビットコインの「Lightning Network」と同様のレイヤー2ソリューションだ。ただ「ION Decentralized Identifier Network」は決済領域の課題を解決するためのソリューションではなく、ビットコインのブロックチェーンを利用した身元認証のためのデジタルIDを作成するためのソリューションである。

Microsoftのダニエル・ブクナー(Daniel Bucnher)氏は「IONのv1が完成し、ビットコインのメインネットに登場したことをお伝えできることを嬉しく思います。当社はIONノードを当社の生産インフラに配備し、他の企業や組織とも協力しています。

IONは、中央集権的なエンティティ、信頼できる検証者、特別なプロトコルトークンに依存しません。つまりIONは、コミュニティであるあなた以外の誰にも答えません。

IONはオープンでパーミッションレスなシステムなので、誰でもIONノードを運営することができ、実際、運営されているノードが多ければ多いほど、ネットワークは強くなります」とブログで記載している。

参考:ION – We Have Liftoff!

(images:iStocks/m_pavlov・dalebor・LeshkaSmok)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/11話題】トランプ大統領がDeFi課税ルールを撤回、金融庁が暗号資産を2類型にする規制提案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

OKXとStandard Charteredが暗号資産担保プログラム開始、Franklin Templetonが1号ファンドに

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKXが、スタンダードチャータード(Standard Chartered)銀行と共同で、暗号資産およびトークン化されたマネーマーケットファンド(MMF)をオフエクスチェンジ(取引所外)の担保として活用できる「担保ミラーリングプログラム(Collateral mirroring programme)」の開始を4月10日に発表した