マンチェスター・シティがChilizと提携し、ファントークン発行へ

マンチェスター・シティがChilizと提携し、ファントークン発行へ

スポーツやエンターテイメント領域に特化したブロックチェーンベースのファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios.com(ソシオスドットコム)」を運営するチリーズ(Chiliz)が、英国プレミアリーグのサッカークラブManchester City FC(マンチェスター・シティ)とパートナーシップ契約を締結したことを3月19日発表した。

今回のパートナーシップ契約によりマンチェスター・シティは「Socios.com」を通じて同チームの公式ファントークンとなる「$CITY ファントークン」を発行する。

チリーズ運営の「Socios.com」ではプロスポーツチームがファントークンを発行・販売することで資金調達ができる。またファンはそのファントークンを購入することでクラブチームが行う投票企画に参加できる権利や、グッズなどを入手できる権利などを取得できる仕組みとなっている。

なお「Socios.com」は現在ACミランやFCバルセロナをはじめとした欧州サッカークラブチームなどにファントークンを提供している。また発行されたファントークンの購入に使用する暗号資産(仮想通貨)Chiliz(CHZ)は現在、暗号資産取引所であるBINANCE、Huobi Global、Bitfinex、KuCoin、FTX、HitBTC、Bitcoin.com Exchange、Changellyなどで上場されている。

編集部のコメント

チリーズ(Chiliz)は欧州のサッカークラブを中心に「Socios.com」を展開しており、各チームには数百万ドル規模の収益がもたらされているとのことです。

チリーズは先日3月2日に米国への市場拡大の為に5,000万ドル(約53億円)の投資を行うとして報じられていました。 報道によるとチリーズのCEOであるアレクサンドル・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)氏は「チリーズの世界的な成長計画の中で米国への進出は大きな焦点となる」と投資について説明し、チリーズがニューヨークにオフィスを開設し米国の主要な5つのスポーツリーグ(NFL:フットボール・MLB:野球・NBA:バスケットボール・NHL:ホッケー・MLS:サッカー)に対しファントークンを発行する準備をしていることを述べ、F1やeスポーツチームとも交渉中であると付け加えたとのことです。

ちなみに現在チリーズは米国にて総合格闘技団体のPFL及びUFCとパートナーシップ契約を締結しています。

参考リンク:Socios.com

(imaes:iStocks/coward_lion・msan10)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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