#中央銀行デジタル通貨

欧州中央銀行(ECB)理事がデジタル・ユーロの概要説明と公開協議開始を発表

欧州中央銀行(ECB)理事のファビオ・パネッタ(Fabio Panetta)氏が「デジタル時代のためのデジタル・ユーロ:A digital euro for the digital era」と題するスピーチを欧州議会ECON委員会で10月12日に行った。スピーチでは金融の専門家、学者、テクノロジー企業、市民などとデジタル・ユーロに関する公開協議を開始することも発表している。

日銀が「中央銀行デジタル通貨に関する日本銀行の取り組み方針」公表

日本銀行が本日10月9日に「中央銀行デジタル通貨に関する日本銀行の取り組み方針」を公表した。日本銀行は今後、中央銀行デジタル通貨(CBDC)に対する社会のニーズが急激に高まる可能性もあるとし、「現時点ではCBDCを発行する計画はない、が決済システム全体の安定性と効率性を確保する観点から、今後の様々な環境変化に的確に対応できるよう、しっかり準備しておくことが重要であると考えている」ため「個人や企業を含む幅広い主体の利用を想定した一般利用型CBDCについて、日本銀行の取り組み方針を示すこととした」とのことだ。

エストニアの中央銀行であるエスティ・パンクが中央銀行デジタル通貨(CBDC)研究のためのイニシアチブ発足を発表

エストニアの中央銀行であるエスティ・パンク(Eesti Pank)が、エンタープライズブロックチェーン企業であるガードタイム(Guardtime)とSW7グループと共同で、複数年にわたる中央銀行デジタル通貨(CBDC)イニシアチブを10月2日に発表した。エストニアはユーロ圏の一部なので、これはデジタルユーロのプロジェクトの一部ということになる。

イングランド銀行総裁のAndrew Bailey (アンドリュー・ベイリー)氏が、ステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)の可能性について公言

イングランド銀行総裁のAndrew Bailey (アンドリュー・ベイリー)氏がステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)の可能性について、アメリカのシンクタンクであるブルッキングス研究所で講演を行った。

元中国人民銀行副総裁の王永利(ワン・ギョンリ)氏が「中央銀行デジタル通貨(CBDC)はさらなる金融システムの安定化に関する役割も担うべき」と発言

元中国人民銀行副総裁で現Haixia Blockchain Researchの研究長を務める王永利(ワン・ギョンリ)氏が「中央銀行デジタル通貨(CBDC)は、現金の代替物としてだけでなく、中央銀行の果たす金融システムの安定化の役割も担っていくだろう」と自身のWechatアカウントで投稿した。