Mantleトークンホルダーのみなさまへ
2025年第2四半期が本格的に始まり、Mantleはまさに重要な転換期を迎えています。
分散型金融(DeFi)が理論を超えて、私たちの生活、働き方、そして投資の在り方を根本から変えようとしているのです。$MNTトークンの保有者として皆さまからの継続的なご支援があってこそ、私たちはこの地点にたどり着くことができました。そして本日、私たちは2つの重要なマイルストーンをご紹介できることを嬉しく思います。
Mantle Bankingのローンチ(近日公開予定)と、Mantle Index Four(MI4)ファンドです。
これらは、誰もがクリプトにアクセスできるようにするための大きな一歩です。私たちは、自らのリソース、ネットワーク、そしてコミュニティによって支えられたトレジャリーを活用し、私たち自身が使いたいと思うプロダクト、 エコシステムに欠けているもの、そして実際の世界で活用できるもの、これらを構築できるという恵まれた立場にあると信じています。
トークンホルダー、そしてその先にいる人々に価値をもたらすプロダクトを積極的に構築し、つなぐこと。これが私たちのミッションです。
Mantle Bankingのご紹介:日常生活に対応した法定通貨と暗号資産のオールインワンアカウント
従来型金融(TradFi)と分散型金融(DeFi)の間にあるバンキング体験は分断されています。現在、ユーザーは法定通貨と暗号資産をそれぞれ別のアカウントで管理しています。つまり、法定通貨を保有する従来の銀行口座と、DeFi用の暗号資産ウォレットです。これは世界中の多くのユーザーにとって、以下のような問題を引き起こしています。
- 両方の資産を一体的に扱えるシンプルなユーザーインターフェースが存在しない
- 暗号資産から法定通貨への換金(オフランプ)や、法定通貨をドル建て口座へ送金する(オンランプ)際に摩擦がある
- DeFiのメリットを享受するための参入障壁が高い
ブロックチェーン技術はこれらの課題を解決する可能性を秘めていますが、欠けているのは、直感的なインターフェースを通じた包括的なユーザー体験です。そこで登場するのが「Mantle Banking」です。
これは、法定通貨と暗号資産の資金を一つのアカウントで「支払い・貯蓄・投資」できる、暗号資産ネオバンク(※次世代型のオンライン銀行)です。この体験を統合することで、Mantle BankingはTradFiとDeFiの間にシームレスな接続を実現します。
Mantle Bankingは、法定通貨と暗号資産の両方における支出、貯蓄、投資体験を向上させることで、次世代バンキングを再定義します。
Mantle Bankingは「One For All」:1つのアプリ、1つの体験、すべてのプロダクトを統合
私たちの世界では、ユーザー体験はシームレスです。Web1.0におけるMicrosoft Windowsがパーソナルコンピューティングの大衆化を実現し、Web2.0ではAppleがiPhoneによってモバイル体験を普及させたように、Web3.0においては、Mantle Bankingのオールインワンアカウントが、TradFiとDeFiをつなぐデフォルトのユーザーインターフェースとなるよう設計されています。RevolutやApple Payのような直感的な操作感に加え、DeFiのメリットが資産運用を自動的にサポートするイメージを思い描いてください。
私たちの世界では、資本がより効率的になります。ユーザーが法定通貨の給与を直接Mantle Bankingアカウントで受け取り、その入金がステーブルコインにトークン化され、グローバルに複数通貨でバーチャルカードを通じて市場価格以下の手数料で使用可能になる未来を想像してみてください。あるいは、その資金を自動的にMI4に割り当てて、利回り付きの暗号資産ベータエクスポージャーを得ることも可能です。ユーザーがクレジット枠を希望する場合は、mETH、fBTC、MI4などの担保資産を元に借り入れることができ、利回り収入を活用してその返済に充てることや、現実の支出に使えるキャッシュバックのようにも使えます。経験豊富なユーザーはMantle Rewards Stationの利用資格を得ることもできます。
これら全てを支えているのがMantle Networkです。ブロックチェーン技術はバンキングを変革します。遅いトランザクション、高額な手数料、地理的制限が存在した旧世界は終わりを迎えます。ブロックチェーンの分散型構造によって、ほぼ即時の決済と、世界中どこからでも同じ金融システムへのアクセスが可能になります。
Mantle Bankingは、Mantle Networkのモジュラーアーキテクチャを通じてTradFiとDeFiを統合します。EigenDA、Succinctのzk proof(SP-1)、そしてOP Stackによって支えられたこのインフラは、即時・透明・効率的なトランザクションを実現し、ユーザーが法定通貨と暗号資産の間をスムーズに行き来できるようにします。
私たちのビジョンは、ユーザーの操作をシンプルにすることでDeFiの恩恵をより多くの人に届けることです。これは「リアルな世界のためのクリプト」であり、実現は目前に迫っています。
Mantle Index Four:機関投資家レベルの革新が離陸へ
機関投資家向けの取り組みとして、Mantle Index Four(MI4)の近日ローンチを発表できることを誇りに思います。MI4は、業界をリードするトークン化プラットフォームとの提携により実現したトークン化ファンドで、自己保管の手間なく、暗号資産のベータエクスポージャーに簡単にアクセスできます。Mantle Treasuryからの4億ドルのアンカー投資に支えられたMI4は、「暗号資産版S&P 500」を目指しています。
このファンドはMantle Network上でトークン化形式で取引することも可能です。
MI4は、伝統的なファンド構造とDeFiネイティブのイールド戦略を融合しています。BTC(50%)、ETH(26.5%)、SOL(8.5%)、ステーブルコイン(15%)への分散投資を提供し、mETH、bbSOL、sUSDeを通じたステーキング収益によって利回りを向上させます。投資家は、BlackRock、KKR、Hamilton Laneも活用しているSecuritizeのインフラを通じて、Mantle Network上でこのトークン化ファンドを取引できます。このフォーマットにより、オンチェーンでの流動性とコンポーザビリティが実現し、投資家は保有資産を簡単に取引・活用できます。
MI4は、財務省から個人ユーザーまで、あらゆる層にとって強力な商品であり、暗号資産へのシンプルかつ効率的なエクスポージャー手段を提供します。
Q2ハイライト:勢いとマイルストーン
Mantle Bankingのローンチは、堅固な基盤の上に築かれています。第2四半期の始まりにおける私たちの現状は以下の通りです。
Mantle Networkの成長
Mantle Networkは、ハイパースケールのパフォーマンス、低手数料、そしてEthereumグレードのセキュリティによってリードを続けており、バンキングオペレーションの基盤としての地位を確固たるものにしています。
- EigenDAをメインネットに統合し、データ可用性における先駆者としての地位を確立
- OP-Succinctの開発がテストネットに到達。さらなる安定性テストを予定しており、すべてのユーザーに対して機関投資家レベルのセキュリティを提供する世界最大のZKロールアップになるという目標に一歩近づきました
- 30,000人以上のMNTホルダーに対して、570K EIGEN、4M ENA、1M UXLINKを分配
mETHプロトコル
第1四半期は、機関投資家向けアクセスの強化とエコシステムの拡大において大きな進展がありました。
- cmETH固定利回りボールトは、初月で27,000 cmETH以上を集めました
- 162,900 mETHを用いてEigenDAを保護し、Mantle Networkのデータ可用性レイヤーおよびモジュラーアーキテクチャを強化しました
- HyperEVMとの統合を開始し、そのスワップおよびレンディングのプラットフォームでの展開が進行中です
- Methamorphosisシーズン2を完了し、参加者に2億COOKを分配。現在はシーズン3が進行中です
第2四半期は、cmETHを新興DeFiエコシステムにおけるETH担保資産の第一選択肢とし、CeDeFiプラットフォーム全体での役割を拡大することに注力します。
Function
- GalaxyがFunctionに出資およびFBTCの主要な貢献者として参加
- FBTCが新たな高みに到達:総発行量14,500 FBTC超、TVLは12億ドルを突破、保有者数は164,000人以上に拡大
- Bybitとの大型コラボレーション:FBTCがBybitのOn-Chain Earnプログラムに統合され、FBTCとBTC間のシームレス
- 新規展開:FBTCがBerachainおよびSonicといった主要EVMチェーン上で展開
- 非EVMチェーン(SolanaやSUI)への展開も積極的に進行中
MantleX
AIはあらゆる業務を変革しており、私たちはAI分野でのリーダー的存在としての地位を築くべく、業界有数のチームとの戦略的なコラボレーションを通じてブランドを構築しています。
- 当面の重点は、質の高いデータの確保、優秀な人材の誘致、そして流動性と利回りを最適化するためのツール開発にあります。
- AI dApps(分散型アプリ)の活性化により、Mantleエコシステム全体におけるエンゲージメントと教育のレベルがさらに向上することが期待されます。
トレジャリーの強さ
エコシステム内でも最大級のコミュニティ所有型トレジャリーを誇り、40億ドル超の資産を流動性の供給や革新的プロジェクトの支援に充てています。この財政的安定性が、Mantle Bankingによる機関投資家向けサービスの提供を支える礎となっています。
今後に向けて:これからの未来におけるあなたの役割
$MNTトークンホルダーであるみなさまは、このエコシステムの担い手です。あなたの関与が、Mantle Bankingの機能設計やMI4の段階的な展開、 トークン化の選択肢から利回り戦略までを導いていくことになります。さらに広範なエコシステムにおいても、あなたの役割は極めて重要です。
Mantle Networkを「バンキングチェーン」として進化させるスケーリングの優先順位に関する意見、$cmETHの新たなCeDeFi統合に関する投票によるmETHプロトコルの拡張の方向づけ、SolanaやSUIのようなチェーンでのFBTC展開戦略を支援することでのFunctionのクロスチェーン成長への貢献など。
あなたの声が私たちのイノベーションをニーズに沿ったものとし、プロフェッショナル水準のリスク管理体制を維持する鍵となります。
私たちはこの未来の実現に向け、ユーザーエンゲージメントを一層強化していきます。第2四半期には、Mantle Banking、MI4、mETH Protocol、Functionの各リードによるAMA(Ask Me Anything)や、$MNTのステーキング、新機能のテスト、ガバナンス投票などへの参加をリワードするMantle Missionsなど、盛りだくさんの内容を予定しています。
さらに、Token2049 DubaiやEthCCなどのリアルイベントにも参加し、最新情報を共有し、みなさまのアイデアを直接伺います。これはあなたのMantleであり、その方向性を決めるのはあなたのインサイトです。私たちは、みなさまに実際の価値を届ける未来を共に築いていきます。
築く価値のあるビジョン
Mantle BankingとMI4は、単なるローンチではありません。
それは「宣言」です。これらは、クリプトが実用的かつ強力な存在になり得ることを証明しています。コーヒーの買い物から年金基金まで、幅広い用途に対応できるのです。みなさまのご支援のもと、私たちは包摂的で革新的、そして止まることのない金融の未来を築いています。これらのリリースが近づく中、さらなる情報にご期待ください。なぜなら私たちは、明日を思い描いているだけではなく。共に創り上げているのです。
前進あるのみ、Mantleチーム
※この記事は「Letter to Token Holders Q2 2025」の翻訳です。また「Mantle公式日本語Medium」に掲載された内容を再編集したものとなります。
関連リンク
- Mantle website
- Mantle Official X (EN)
- Mantle Official X (日本語)
- Medium(日本語)
- Mantle Official Discord
- Mantle Official TelegramJP
- Mantle tech docs
<本記事について>
本記事はMantleによる寄稿記事です。
本記事は一般的な情報の提供のみを目的としたものであり、いかなる暗号資産、有価証券等の取得、ステーキング、リステーキング等を勧誘するものではありません。また、株式会社幻冬舎及びMantleによる投資助言を目的としたものではありません。また株式会社幻冬舎及びMantleが暗号資産の価値を保証するものでもありません。暗号資産投資やステーキング、リステーキングなどのDeFiの運用にはリスクが伴います。投資やステーキング、リステーキング等を行う際はリスクを了承の上、利用者ご自身の判断で行ってください。