南米初、ビットコインETFがブラジルにて承認

南米初、ビットコインETFがブラジルにて承認

ブラジルにてブロックチェーン関連企業に投資を行うベンチャーキャピタルQR Capitalが、同社のグループ企業である資産管理会社QR Asset Managementの申請した暗号資産(仮想通貨)ビットコインによるETF(上場投資信託)がブラジル証券取引委員会(CVM)に承認されたことを3月19日発表した。これにより南米にてビットコインETFが初めて取り扱われることになる。

QR Asset Managementの申請したビットコインETFはティッカーシンボル「QBTC11」として、ブラジルの証券取引所B3に上場する予定とのことだ。なお一部報道によると「QBTC11」は6月までに上場予定であるとのことだ。

またQR CapitaはTwitterにて、今回のビットコインETFがCVMによって承認されたことが米国でのビットコインETF取り扱いへのスピードアップの材料になるとしており、その理由をブラジル証券取引委員会(CVM)と米国証券取引委員会(SEC)が証券監督者国際機構のメンバーであるからと述べている。

編集部のコメント

カナダのトロント証券取引所ではPurpose Bitcoin ETF、Evolve Bitcoin ETF、CI Galaxy Bitcoin ETFが取引されており、北米においては3つのビットコインETFが存在しています。

今回の「QBTC11」が承認されたことによりアメリカ大陸では4番目のビットコインETFの承認となりました。 米国においては、ビットコインETFの申請・受理は以前より行われているものの現在に至るまで承認はされていません。

QR Capitalのコメント通り、今回の「QBTC11」承認が米国でのビットコインETF承認の後押しになるのか。今後のSECの動向に注目です。

編集部のコメント:大津賀新也(あたらしい経済)

参考リンク:CNN

(imaes:iStocks/NatanaelGinting・LongQuattro)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/15話題】DMM CryptoのSeamoon Protocolが中止、FBIがポリマーケットCEO宅を捜索など(音声ニュース)

DMMのweb3事業「Seamoon Protocol」がプロジェクト中止、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサリアムに展開、FBIが「ポリマーケット」CEO宅を家宅捜索、携帯電話や電子機器を押収、英レボリュート、暗号資産取引プラットフォーム「Revolut X」をEU30カ国に拡大、テザー、幅広い資産のトークン化プラットフォーム「Hadron by Tether」提供開始、コインベースがユートピアラボ買収、「Coinbase Wallet」のオンチェーン決済機能拡充へ、イーサL2「リネア」、ガバナンス分散化に向け非営利団体を設立、LINEA発行へ、イーサリアム研究者、コンセンサス層の再設計で「Beam Chain」提案

広告