Zora Labs、暗号資産特化VCのParadigmより資金調達
NFTマーケットプレイスZoraを運営するZora Labsが暗号資産(仮想通貨)に特化したベンチャーキャピタルのパラダイム(Paradigm)から資金調達を実施したことが明らかになった。調達金額は不明。
なおZora Labsは2020年、2021年にコインベースからも出資を受けている。
パラダイムの創業者のフレッド・エアサム(Fred Ehrsam)氏は「NFTの市場はオープンで、どのアプリケーションからでもアクセスできるものでなければなりません。
UniswapがDeFiで実証したように、暗号資産などデジタル資産には、オンチェーンの市場が必要です。同じNFTが開発者によって様々なアプリケーションに当たり障りなく統合されていく中で、このことはますます重要になっていくでしょう。
すべてのアプリケーションは、NFTごとに流動性を細分化するのではなく、共有されたグローバルな流動性プールにアクセスしたいと考えるでしょう。この世界では、未来のInstagram、Spotify、Fortniteなど、すべてのアプリケーションが本質的にNFTのマーケットプレイスとなります」とブログで説明している
またフレッド・エアサムは「Zoraは上記のような洞察に基づいて構築されたNFTプロトコルです。Zoraは、あらゆるクリエイターが自分の作品を直接所有することを可能にします。
そしてクリエイターが管理するすべてのNFTに、単一の統一されたオープンな市場を作ります。これはNFTのUniswapのようなものです。これによりNFTはプラットフォームレス、パーミッションレス、永続的な管理が可能になります。
NFTはどこにでも出現し、単一の市場を形成します。オーナーは、次の買い手を選ぶことができ、提案されたセールオンシェア(自分が参加する次の販売のパーセンテージ)を設定することができます。
NFTをベースにした新しいタイプのアプリケーション、1つの市場での複数通貨での入札、さらにはライブストリームを使ったセルオンシェアの交渉など、予想外の斬新な行動が、このアプローチからすでに生まれています」と説明している。
なおこのフレッド・エアサムのブログもZoraを使って、NFT化されている。
参考:Zora
(images:iStocks/BadBrother)