double jump. tokyoがスクウェア・エニックスとNFTコンテンツ開発で協業発表
ブロックチェーン技術を用いたアプリケーション開発を行うdouble jump.tokyo株式会社と国内ゲーム開発販売大手である株式会社スクウェア・エニックスが、ブロックチェーン技術を活用したコンテンツ開発での協業を開始することを3月17日発表した。
両社は今回の協業により、NFT(ノンファンジブルトークン)を活用することでコンテンツの価値最大化につながるような事業の開発を模索していくとのことだ。
協業の第一弾としての取り組みとして発表されたのは、スクウェア・エニックスが提供する「ミリオンアーサー」に関するIPを活用したデジタルトレーディングシールの販売とシステム開発を行うとのことだ。
またリリースによると今後は新たなコンテンツ(ビジネスモデル)の創出や、ブロックチェーン技術の活用検討を協議・検討していくとのことだ。
スクウェア・エニックスの事業代表者である畑圭輔氏はリリースにて「仮想通貨を支える技術として注目されてきたブロックチェーン技術は、デジタルエンタテイメントコンテンツに対して通貨以外の価値を持たせることができる技術として注目し、調査、企画の検討を進めてきました。今回、当社のIPを活用したNFTデジタルアセットの開発に着手することができ、デジタルアセットの新しい価値の創造と未来に貢献できればと考えております」とコメントしている。
編集部のコメント
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスの代表取締役社長である松田洋祐氏は昨年1月1日に発表した年頭所感でブロックチェーンゲームについて言及していました。
松田氏は、2020年はテクノロジーを活用した新しいエンタテインメントの創造に、積極的に投資していくとし、「ブロックチェーンを活用したゲームも黎明期から脱し、徐々にその存在感を増しています。ブロックチェーン活用ゲームを投機の対象とせず、ユーザーのゲーム体験に新しい何かをもたらすことができるかが成長のカギであると考えています」と述べていました。
その後昨年3月にスクウェア・エニックスは、ブロックチェーンゲーム開発企業Animoca Brandsの子会社で、マインクラフトのブロックチェーン版とされる「The Sandbox」を開発する企業であるTSB Gaming Ltdに対し出資を行っていたことが明らかになっています。
緊急取材インタビューも公開!
そして今回の発表をしたdouble jump. tokyo CEO の上野広伸さんに「あたらしい経済」は緊急取材しました。是非とも合わせてお読みください!
→【緊急取材】スクウェア・エニックスとの提携、そして思い描くブロックチェーンゲームとNFTが作る新たな世界(double jump. tokyo上野広伸)
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(imaes:iStocks/pgraphis)