バイナンスが元米国上院議員をアドバイザーに任命、アメリカ進出を加速か

バイナンスが元米国上院議員をアドバイザーに任命、アメリカ進出を加速か

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)がアメリカの規制当局との関係性構築のために、元モンタナ州上院議員のマックス・ボーカス(Max Baucus)氏をアドバイザー(顧問)として任命したことを発表した。

ボーカス氏は、バラク・オバマ前大統領から任命され、2014年から2017年まで駐中国大使を務めていた。また米上院財政委員会の委員長も務めた。そしてボーカス氏は2019年5月まで中国のアリババグループのアドバイザーも務めていた。

バイナンスのリリースによれば、ボーカス氏は既にアメリカの政治と規制に関する豊富な専門知識をバイナンスに共有してくれているようだ。

マックス・ボーカス氏は「暗号資産とブロックチェーン技術は、世界の金融システムに変化をもたらす最も強力な力の一つであり、より公平で公正な金融世界につながるお金の管理方法に革命を起こす可能性があります。

バイナンスはこれらの技術を主流にすることに関与する最大の組織の一つであり、広範な採用を可能にする鍵となる複雑な政治的・規制的枠組みを適切にナビゲートすることを支援できることを光栄に思います」とコメントしている。

バイナンスのCEOであるCZ氏は「マックス・ボーカス氏をチームに迎え入れることができ、大変うれしく思います。

政府最高レベルでの経験と世界的な規制への深い理解は、バイナンスに特別な価値をもたらし、すでに強力なコンプライアンスとポリシーチームを強化してくれています」とコメントしている。

参考:binance.com

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:iStocks/antoniokhr

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。