JPモルガンが暗号資産関連株に投資する仕組みを検討

JPモルガンが暗号資産関連株に投資する仕組みを検討

米投資銀行JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)が、顧客に対し暗号資産(仮想通貨)関連株に投資できる仕組みの提供を検討していることが米証券取引委員会(SEC)に提出された書類によって明らかになった。

この書類によるとJPモルガンは、この仕組み「 JPモルガン・バスケットと連動したインサイト・ノート:Insight Notes Linked to the J.P. Morgan Basket of Companies with Exposure to Cryptocurrency」にてデジタル資産に関連する企業の株式をバスケット型の投資商品として提供することで、顧客が暗号資産関連の株にエクスポージャーをもつ機会を与えるとのこと。(エクスポージャーとは、投資家や企業が持つ金融資産の中で、市場の価格変動のリスクにさらされている資産の割合のこと)

バスケットの対象となる企業には、Square、PayPal、MicroStrategyやデリバティブ取引所のCME GroupとIntercontinental Exchange、さらにRiot Blockchain、NVIDIA、AMDなどのマイニング関連企業の他、半導体大手TSMCなども挙げられている。

なお書類には、商品の価格設定日が「2021年3月26日」、発行日は「3月31日から」と設定されており、満期日は「2022年5月5日」となっている。

参考リンク:SEC書類

(imaes:iStocks/Tuadesk)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している