米金融スタートアップのエコ(Eco)がa16zらから約28億円の資金調達

米金融スタートアップのエコ(Eco)がa16zらから約28億円の資金調達

米コンシューマー向け金融サービスを提供するスタートアップ企業エコ(Eco)がアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)、パンテラ・キャピタル(Pantera Capital)など含め総勢100近くの投資家から約28億円の資金調達を行ったことを3月5日に発表した。

明らかになっている投資家は、コインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)、アンソニー・ポンプリアーノ(Anthony Pompliano)、ブロックチェンジ・ベンチャーズ(Blockchange Ventures)だ。

エコはウォレットアプリを開発している。現在はテスト版のみで、限られたユーザーのみが利用可能となっている。

エコは「From old money to Smart Money」を目指しており、従来の金融機関が超低金利で人々の資金を運用していることに課題に感じサービス展開を目指しているようだ。

エコはユーザーがアマゾンやウーバーなど利用頻度の多いサービスへの支払いにエコウォレットアプリを利用した場合、5%のキャッシュバックを得られる仕組みとなっている。またユーザーはエコのウォレットアプリ残高に対して最大5%のキャッシュバックも受けられるとのことだ。

エコは暗号資産のカストディアンと提携していて、ユーザーがエコのウォレットアプリに預けたお金は、米ドル建てのステーブルコインとして保持される仕組みとなっている。エコはそのステーブルコインを活用して、ユーザーにキャッシュバックなどを行う。

そして今後は、請求書の支払いや友達への送金もエコのウォレットアプリから行えるようになるとのこと。

参考:Introducing Eco: a single balance for spending, sending, saving and making money

(images:iStocks/Kateryna-Bereziuk・BadBrother)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

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