PayPalがデジタル資産カストディ「Curv」を約530億円で買収か

PayPalがデジタル資産カストディ「Curv」を約530億円で買収か

ペイパル(PayPal)がイスラエルのデジタル資産カストディ企業Curv(カーブ)の買収を進めていると情報筋からの情報としてCoindeskが3月2日に報じた

カーブは2020年7月の約25億円(2,300万ドル)の資金調達ラウンドを含め、これまでに32億円(3,000万ドル)以上の資金調達を行ってきた。ちなみにカーブにはマネックスグループとDG Daiwa Venturesが出資をしている。

またイスラエルのニュースサイト「Calcalist(カタリスト)」がCurvは「2億ドルから3億ドルの間で売却されている」と3月2日に報じていたようだ。

あるカストディ業界の情報筋が「PayPalは約530億円(5億ドル)でCurvを買収している。私が聞いたところでは、それが真実であることは間違いありません」と3月1日にCoindeskに語ったとのことだ。

カーブの主力事業は「CURV WALLET SERVICE、CURV AIR GAP、CURV DEFI」となっている。

CURV WALLET SERVICEは機関投資家向けのカストディウォレット事業。

CURV AIR GAPはオンラインとオフラインのウォレットを安全に取引するためのソリューションを提供する事業。

CURV DEFIは、機関投資家向けのDeFi(分散型金融)領域のウォレットサービスを提供する事業。またイーサリアムの主流ウォレットであるメタマスク(METAMASK)ともパートナーになっている。

(images:iStocks/Irina-Shibanova)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【11/22話題】SECゲンスラー委員長が退任へ、金融庁が暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討など(音声ニュース)

米SECゲンスラー委員長が来年1月に退任へ、功績評価の一方で反発や批判も、金融庁、暗号資産・ステーブルコイン仲介業の新設検討=報道、国民・玉木代表が税制改正要望を与党に提出、暗号資産への申告分離課税導入など提案、米裁判所、SECの「ディーラー」定義めぐる訴訟で関連規則を破棄するよう命じる、リミックスポイントが5億円でBTC・DOGE・XRP購入、投資総額30億円に、マスターカードとJPモルガン、ブロックチェーン決済ソリューションを連携 、コインベースが「WBTC」取扱い廃止へ、背景にジャスティン・サンの影響か、2019年のアップビットのハッキングは北朝鮮ハッカー関与か、韓国警察が特定、米ドルステーブルコイン「FDUSD」、スイに対応開始、Injective、オンチェーンAIエージェントSDK「iAgent」リリース

広告

ビットワイズ、「ソラナ現物ETF」を上場申請

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ(Bitwise)が、ソラナ(Solana)を基盤とするETF(上場投資信託)の上場申請を、米国証券取引委員会(SEC)に提出したと11月21日発表した。なおこの申請は、株式取引所シーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)を通じて行われたとのこと。またビットワイズは発表上で同商品についてETP(上場取引型金融商品)と記載している