米FigureのSPACが約260億円の資金調達を目標にNYSEへ上場
米ブロックチェーン企業Figure Technologites(フィギュア・テクノロジーズ)と提携しているSPAC(特別買収目的会社)のFigure Acquistion Corp. Iが、IPO(新規株式公開)を2月19日に行った。
Figure Acquistion Corp. Iは発行株式のうち2,500万株を1株10ドルで流通させる計画であった。つまり目標資金調達額は約260億円(2億5,000万ドル)。
Figure Acquistion Corp. Iはニューヨーク証券取引所(NYSE)で上場し、2021年2月19日からティッカーシンボル「FACA.U」で取引されている。そして上場後の1株あたりの価格は計画時の価格を上回って、始値は11.27ドルで、日の価格レンジは11.25ドルから11.55ドルとなっている。
この株を購入するための投資信託1口は普通株式1株と償還可能な新株予約権で構成されている。新株予約権の保有者は1株当たり11.50ドルの価格でAクラス普通株式1株を購入する権利が与えられる。
編集部のコメント
Figure Technologiesはブロックチェーン技術を基盤として利用した住宅ローンに特化した事業を行っています。
2018年に設立されたFigure Technologiesは、これまでに約2億2500万ドルを調達していて、2019年12月の最後の調達時の評価額は10億ドルを超えています。
またリクルートはFigure Technologiesのグループ会社Provenanceへ出資を行っています。
コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStocks/BadBrother)