「みんなの銀行」がデビットカードを2021年5月下旬に提供開始
ふくおかFG傘下のチャレンジャーバンク「みんなの銀行」はJCB(ジェーシービー)と協働しカードレス決済が可能なバーチャルデビットカード「みんなの銀行デビットカード」の提供を開始することを2月5日に発表した。みんなの銀行は口座開設と同時にフリクションレスでバーチャルデビットカードを発行するとのことだ。
発行後すぐに、国内外のJCB加盟店(インターネット決済等)にて、原則預金残高の範囲で利用できるようになるとのこと。利用金額の0.2%を口座にキャッシュバックするとのことになっている。そして年会費・発行手数料は無料。
「みんなの銀行」はインターネット専業銀行で2020年12月22日に銀行業の営業免許を取得した銀行で、2021年1月4日に銀行システムの稼働を始めた。
「みんなの銀行」広報担当者へ取材
あたらしい経済は「みんなの銀行」に広報担当者へ取材を行なった。
ー銀行APIらを実装して、ネオバンクなどに提供していく予定はありますか。
BaaSビジネス展開を標ぼうしているところ、パートナーさまのご意向にもよりますが、おっしゃるような座組みの可能性もあるものと考えております。
ーPayPalやVisaらが暗号資産決済をデビッドカードで行えるようにしていますが、「みんなの銀行」として、そのような予定はございますか。
現在、具体的な予定はありません。一方、みんなの銀行は新しい銀行像を追求(銀行のビジネスモデルを再定義)する中で、暗号資産のような新しいカタチの通貨や決済手段などを活用した尖ったサービスを検討していく可能性はあります。
(images:iStocks/Ilya-Lukichev)