暗号資産取引所バイナンスが「Binance Pay」のベータ版を発表

暗号資産取引所バイナンスが「Binance Pay」のベータ版を発表

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が「バイナンス・ペイ(Binance Pay)」のベータ版を2月2日に発表した

バイナンス・ペイは、非接触型のボーダーレスで安全な暗号資産決済ソリューションとのこと。ユーザーはバイナンス・ペイでの決済履歴を確認することもできる。

バイナンス・ペイが取り扱いを発表しているのは、BNB、BUSD、BTC、SXP、ETH、EURの6つの通貨だ。BNBはバイナンスが発行する独自通貨、BUSDはバイナンスが発行する米ドル価格に連動するステーブルコイン、SXPはバイナンスが2020年7月に買収したデジタルウォレット事業と暗号資産デビットカード事業を展開しているスワイプ(Swipe)の独自通貨である。BTCはビットコイン、ETHはイーサリアム、そしてEURはユーロだ。

現在バイナンス・ペイには「ユーザーは24時間以内に最大5,000米ドルまたは10回の取引まで、24時間以内に最大1,000米ドル、また最大10回の取引まで」と2つの制限がある。

編集部のコメント

バイナンスはヨーロッパ地域とイギリスでのBinance Visa Cardの正式展開を2020年7月15日に発表しています。そしてバイナンスは12月15日に欧州経済地域(uropean Economic Area:EEA)にてBinance Visa Cardの利用開始を発表しました。

バイナンス・ペイにも法定通貨ではEUR(ユーロ)のみが含まれていることから、ヨーロッパではバイナンス・ユーザーが多いことが予測できます。

暗号資産取引所運営のコインベースもイギリスでCoinbase Cardをローンチしていて、現在はヨーロッパの29カ国で利用できるようになっています。ヨーロッパではバイナンスとコインベースの競争になるかもしれません。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)
(images:iStocks/Molnia)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。