分散型暗号資産取引所dYdXがシリーズBラウンドで1,000万ドルの資金調達
分散型暗号資産(仮想通貨)取引所(DEX)のdYdXがシリーズBラウンドにて1,000万ドル(約10億3,000万円)の資金調達に成功したことを1月26日発表した。
発表によるとこのラウンドはThreeArrowsCapitalとDeFianceCapitalの主導によるもので、Wintermute、Hashed、GSR、SCP、Scalar Capital、Spartan Group、RockTreeCapitalなどの企業が新たに出資参加をしたとのこと。また既存の投資家であるa16z、Polychain Capital、Kindred Ventures、1confirmation、Elad Gil、Fred Ehrsamもこのラウンドに参加したとのことだ。
dYdXは2017年12月にシードラウンドにて200万ドル、2018年10月のシリーズAラウンドにて1,000万ドルの資金調達を実施しており、今回の資金調達によりdYdXは総額2,200万ドルを調達したことになる。
今回調達した資金についてはプラットフォームの機能追加や人材雇用に利用する他、中国を中心としたアジア各国の国際成長市場に投資を行うとしている。
dYdXの創設者であるアントニオ・ジュリアーノ(AntonioJuliano)氏はブロックチェーンメディアTheBlockの取材に対し「中国はdYdX、DeFi、そして世界の暗号資産業界にとって非常に重要な市場です」「dYdXは中国での長期的な成功に尽力しており、成長に多額の投資を行っています」とコメントをしている。
編集部のコメント
dYdXは2017年に設立されており、現在では最大10倍レバレッジの永久スワップ取引、最大5倍レバレッジの証拠金取引とスポット取引の3種類の商品を提供しています。
TheBlockの報道によるとdYdXでは2020年の累計取引量が25億ドルに達しており、2019年の6,300万ドルの取引量から40倍に増加しているとのことです。また今年に入りdYdXの累積取引量はわずか1か月で13億ドルを超えているとのことです。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
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