JCBとカウリーがトークンや他ブロックチェーンとの相互接続の実証実験実施
株式会社ジェーシービー(JCB)がカウリー株式会社と共に、カウリー社の独自ブロックチェーン「カウリーチェーン」を用いたトークンと既存の暗号通貨(仮想通貨)や他のブロックチェーンとの相互接続に関する実証実験を実施したことを1月25日発表した。
JCBは「今後、IoT決済・シェアリングエコノミーが普及していく中で、地域レベル・コミュニティレベルでのトークンエコノミー活用へステーブルコインの社会ニーズが高まることを予測し、その中で異なる経済圏同士でのトークン交換流通の重要性も増す」と考え、トークンを相互に利用できるシステムの構築を目指し実証実験を実施したとのこと。
今回の実証実験では購入者と店舗がお互いに保有するトークンを使い商品やサービスの購入・販売を可能とすることを想定し、トークンの両替を自動で行う機能を用いての交換について行ったとのこと。
なお実証実験には株式会社富士通研究所が開発した、異なるブロックチェーンやエコシステム間をブロックチェーン技術により安心・安全に相互接続する技術「コネクションチェーン」を利用したとのことだ。
JCBとカウリーは地域トークンの利便性向上により、地方創生およびトークンエコノミーの目指す経済圏の拡大に寄与できるよう協業していくとのことだ。
編集部のコメント
JCBはカウリーと2019年8月よりトークンエコノミーに関する検討を開始しています。
またJCBは富士通ともブロックチェーンを活用した新たな決済連携プラットフォーム創出のための共同プロジェクトを2020年1月より開始しています。
コメント:大津賀新也(あたらしい経済)
(images:iStocks/majivecka)